二重あごはシュリンクで引き締め、頬に残った脂肪は注射で整えたいという質問をカウンセリングでよく聞きます。2つの施術は狙う層が異なるため1つの計画に組み込む場合があり、同じ日に受けるか分けるかは肌が耐えられる程度とスケジュールで決まります。
まず結論から
脂肪分解注射とシュリンクは一緒に計画できます。順番は熱を使うシュリンクを先に置き、腫れと赤みが引くのを確認してから注射に移る方が、反応を1つずつ確認しやすくなります。同じ日に1か所で受けるか、数日から数週間をかけて分けるかは、部位が重なるかどうかと腫れに対応できるスケジュールかどうかでカウンセリング時に決めます。脂肪分解注射はどの製品をどの部位に置くかが先であり、注射部位にできるしこりや塊は時間がかかることがあるため経過を見る必要があります。
シュリンクは皮膚のどこに熱を当てる施術ですか
シュリンクはHIFU(高密度焦点式超音波)を使うリフティング機器です。超音波を虫眼鏡で光を集めるように皮膚の1点に集め、カートリッジで定めた深さごとに小さな熱点を作ります。この熱がコラーゲン(皮膚をハリのある状態に支えるタンパク質)を少し収縮させ、再形成をゆっくり開始させます。狙う深さは真皮からSMAS層までです。SMAS層は筋肉と皮膚の間に薄く位置する膜で、この膜がたるむことがたるみの大きな原因として挙げられます。

注射と狙いが違うという点もここから来ます。注射は脂肪細胞を、シュリンクは真皮とSMASのコラーゲンを狙います。同じ顔に2つの施術を行っても目標が異なるため、1つの計画に一緒に組み込む議論が生まれます。目標が違うことと、同じ日にしてもよいことは別問題です。その判断は腫れと回復を見る役割です。
変化は施術直後よりも時間をかけて現れます。シュリンクは直後に大きな変化を感じにくく、変化があるとすれば約2~3か月にかけて徐々に現れます。シュリンクの変化は2~3か月にかけて徐々に現れ、反復の時期は1年前後で経過を見て決めます。 痛みはエネルギー強度とショット数、部位ごとの神経密度によって異なります。あごライン・頬骨・額・目元のように骨に近く神経が密集した場所はより敏感で、頬のように組織が厚い場所は同じ強度でも少なめです。
脂肪分解注射は何を狙い、どこまで確認されていますか
脂肪分解注射は皮膚の下に一連の注射を入れ、注射部位周辺の脂肪細胞を分解する方法です。英語ではinjection lipolysisと呼ばれ、脂肪細胞が壊れることでその部位の体積が減る原理です。ここでまず確認すべきは製品と承認範囲です。
米国FDAの案内を見ると、承認された脂肪分解注射はデオキシコール酸(deoxycholic acid)1成分で、適応部位は二重あごに限定されます。他の部位に置くことは承認範囲外であり、FDAは推奨していません。承認範囲外の使用では、視界がぼやけるまたは狭くなる症状、目元の筋肉が勝手に動く症状、筋肉と神経の損傷、しびれ、歩行困難が報告されています。
承認部位である二重あごでも注射部位のしこりと塊が報告されています。3cm以下のしこりと3cmを超える塊に分けられ、報告時点まで平均143日、約5か月目に残っていた例がありました。このしこりと塊は最初の施術後にも、反復施術後にも生じました。あご周辺には下唇と舌、あごを通る神経があり、注射の深さが結果と安全を分けます。
承認されていない製品は永久瘢痕、重度の感染、皮膚変形、嚢胞、深く痛い塊を作った例があります。注射の回数と位置、打つ技術がずれると瘢痕と感染のリスクが高まります。クリーブランドクリニックの案内では、この注射は病院やクリニックで医療従事者によって施行され、出血傾向や注射部位の感染、顔・首・あごの最近の手術歴を事前に確認すると説明しています。
そのためカウンセリングで最初に聞くべきは、製品名と承認された部位、用量、誰が打つかです。承認範囲を外れた部位に打つ施術は避けるべきです。 注射はどの製品をどの部位に置くかが効果より先です。
一緒に行うとき結果を分けるものは何ですか
同じ組み合わせでも、一度にまとめて行うのと分けて行うのでは回復過程が異なります。順番は部位が重なるかどうかで分かれます。二重あごのように脂肪層が厚く、あごラインのようにすぐ下に筋膜と神経が近い部位は、注射の深さを保守的に設定します。同じ場所に熱を加えた直後なら組織が腫れて敏感になっているため、注射する深さと範囲を判断しにくいです。そのため腫れが引くのを先に見る方です。
肌が敏感またはあざができやすい傾向なら、強度とショット数を下げ、注射は用量を分けて反応を見ます。スケジュールに余裕があるかどうかも順番を変えます。式典や撮影が近いなら、腫れが残る施術を後ろに延ばす形です。
一度にまとめなければ効果が大きくならないという話は、2つの施術を一緒に扱った比較資料で確認された内容ではありません。反応が重なると、どの施術が腫れを生んだのか、どちらが変化を出したのかを区別しにくくなります。分けて受ければ次の段階の強度と用量を調整しやすくもなります。
| 施術 | 狙う層と方式 | 主に合う悩み | 一緒に計画するときに見る点 |
|---|---|---|---|
| シュリンク | 真皮~SMASに超音波で小さな熱点(HIFU) | あごラインと二重あご付近のたるみ、ハリ | エネルギー強度とショット数、施術後の腫れと赤み |
| サーマクール | 真皮~皮下脂肪を広く加熱(RF) | 広い部位のハリと肌質 | 熱を広く与えるため腫れと熱感が重なるか |
| 脂肪分解注射 | 皮膚の下への注射で脂肪細胞を分解 | 二重あご、頬などの局所脂肪 | 製品と承認部位、注入深度と用量 |
| 彫刻注射 | 顔専用、ステロイド含有 | 顔の輪郭整理 | 成分と用量、反復間隔はカウンセリングで |
表は左右にスクロールしてご覧ください。
まとめると 層が異なる2つの施術を1つの計画に入れることと、同じ日に1か所で行うことは別です。熱を先に置き、腫れが引くのを確認してから注射に移れば、反応を1つずつ見ることができます。注射は製品と承認部位を先に確認することから始まります。
こんな状況なら

二重あごとあごラインのたるみが一緒に悩みのとき
二重あごの脂肪とあごラインのたるみは別の問題です。脂肪は注射で、たるみはシュリンクで狙いが分かれますが、あご周辺には舌とあごを通る神経があるため注射の深さを保守的に設定します。カウンセリングでどちらがより目立つかを先に伝えると順番を決めやすくなります。

撮影や式典が2か月先のとき
シュリンクの変化は2~3か月にかけて徐々に現れるため、2か月先なら大きな変化を期待しにくい時点です。腫れとあざが残る注射をスケジュール直前にまとめて入れることも避けます。重要な予定があるなら日付を先に伝え、計画を逆算します。

腫れが長引くまたは肌が敏感なとき
エネルギー強度を下げるかショット数を減らす方法で調整します。注射は用量と深さを分けて反応を見ながら進めます。敏感な肌は赤みがどれだけ長く残るかが次の順番を決める基準になります。

短い滞在期間中に一度で整えたいとき
滞在期間が短いと、同じ日に2つの施術を重ねる方向で議論になります。ただし経過を見る時間がないと、腫れとあざがスケジュールに残るリスクが高まります。出発前に予想回復期間と帰国後の連絡方法を決めておくと安心です。
カウンセリング前に教えてください 最近の紫外線曝露と日焼けの有無、服用中の薬(アスピリンと抗凝固剤を含む)と皮膚に塗る製品、過去のリフティングと注射施術の製品・用量・日付・反応、式典や撮影などの日付、腫れが長引きやすい体質かどうか。
ATTITUDE Clinicはこのように進めます
- AI皮膚分析で状態を記録 皮膚状態を機器で記録し整理して、医療従事者と同じ情報を一緒に見ます。分析ツールは記録と整理を助ける参考資料であり、医学的診断は行いません。判断は院長が行います。
- 院長カウンセリングで組み合わせと順番を決定 記録に悩みと生活習慣、以前の施術履歴を加え、何が必要で必要でないか、どの順番と強度で行うかを決めます。回復に使える時間もここで一緒に見ます。
- 院長が直接施術 決めた計画通りに院長が施行し、施術中に皮膚反応を見ながら強度と範囲を調整します。リフティングはシュリンクをはじめ、HIFU系のウルセラ、RF系のサーマクールとXERF、マイクロ波系のオンダを同じカウンセリングで比較します。
- 経過確認と次の間隔を決定 シュリンクの変化は2~3か月にかけて徐々に現れるため、その流れを見て反復時期を決めます。注射は部位ごとの反応を確認してから次の用量と間隔を決めます。
院長が自ら担う4つのステップ
診断機器の前から施術台の上まで、最初にカウンセリングした院長がそのまま担当します。

精密診断
独立した診断室で顔全体を撮影し、目では見えにくい肌の状態まで記録します。

肌分析
毛穴・色素・しわ・弾力の結果を院長が画面で一緒に確認し、何から始めるべきかを説明します。

1:1デザイン
肌と顔のバランス、望む変化やスケジュールまで踏まえて、施術と範囲を一緒に決めます。

院長による施術
カウンセリングした院長が個室の施術室で最初から最後まで施術します。途中で担当が変わることはありません。

「注射の痛みには、本気で向き合っています。」
イ・ドンフン共同院長
注射施術は、痛みが心配でためらう方が特に多くいらっしゃいます。そこで麻酔から薬剤まで、一つひとつ見直しました。
- 麻酔は丁寧に、時間はたっぷりと特殊な麻酔クリームが十分に効くよう、時間をたっぷり取ります。必要な施術や部位には麻酔注射を加えます。
- 細い針で、短時間で注射施術には細い針を使い、院長が自ら短時間で仕上げます。施術中も状態を見ながら調整します。
- 薬剤の構成まで考えます同じ施術でも薬剤によって感じる負担が変わることがあるため、その点まで考慮します。
麻酔の方法と使用の有無は、施術の種類・部位とご本人の状態により診察後に決まります。痛みの感じ方には個人差があります。
施術と価格のご案内には施術ごとに単位別の定価が記載されており、すべての金額はVAT別途です。同じ施術を受けても結果が分かれる理由と診療の流れは関連コラムでより詳しく扱っています。
施術後のケアと副作用
鎮静 当日は施術部位をこすらず、冷罨法で熱感を落ち着かせます。サウナと激しい運動、飲酒は当日避けます。
保湿と紫外線防御 数日間は皮膚バリアが一時的に弱まっているため、日焼け止めを普段より丁寧に塗ります。この時期に紫外線をそのまま受けると色素沈着なく回復しにくくなります。
注射部位の観察 あざと腫れ、硬い感じが減っているかを見ます。しこりは時間がかかるため、大きさとできた日付を記録しておくとカウンセリングに役立ちます。
経過確認 リフティングは2~3か月の流れを、注射は部位ごとの変化を見ます。その結果で次の間隔と用量を決めます。
よくある反応は赤み、腫れ、押すと痛い感じ、小さなあざ、一時的なしびれと感覚低下です。ほとんどは数日以内に落ち着きますが、より長く残ることもあります。まれにやけどと水ぶくれ、小さな瘢痕、一時的な顔面筋力低下、望まない脂肪層のボリューム減少が生じます。注射ではしこりと塊、感染、皮膚変形、嚢胞が報告され、承認部位外に置いたときに視野異常と顔面麻痺、嚥下困難が現れた例があります。
水ぶくれができたり痛みがだんだん強くなったりしたらすぐに受診します。 注射部位が赤くなり熱感や膿が見られる、または笑顔が片側に偏り飲み込みにくい場合は直ちに連絡します。 しこりが数か月減らないとき、腫れが予想より長引くときも待たずに確認する方がよいです。
よくある質問
シュリンクと脂肪分解注射を同じ日に受けてもいいですか
可能な組み合わせですが、同じ日にすると決めることは別です。2つの施術は狙う層が異なるため一緒に計画する場合があり、実際には部位が重なるかどうかと腫れに対応できるスケジュールかどうかで分けます。同じ日に受けると腫れとあざが重なり、どの施術の反応か区別しにくくなります。スケジュールに余裕があれば分けて受ける方が次の段階を調整しやすいです。
どちらを先にすべきですか
熱を加えるシュリンクを先に置き、腫れと赤みが引くのを確認してから注射に移る順番を組みます。腫れが残っていると注射する深さと範囲を判断しにくく、組織が敏感な状態で注射を打つとあざが大きく残ります。注射を先にしてリフティングを後ろに延ばす計画も皮膚状態によって出てきます。順番は規則ではなく、その日の皮膚反応とスケジュールが決めます。
脂肪分解注射は何回、どの間隔で受けますか
FDAの安全性案内を見ると、承認されたデオキシコール酸注射は最大6回、各施術は最低1か月間隔、1回あたり最大50回注射で承認されています。この数字はその製品の承認事項であり、使う製品と部位によって計画が異なります。カウンセリングで製品名と承認部位、推奨回数と間隔を一緒に確認する方が安全です。しこりが数か月残る例があるため、間隔を決めるときに回復状態を一緒に見ます。
彫刻注射と脂肪分解注射は何が違いますか
施術と価格のご案内には脂肪分解注射がステロイド不含、彫刻注射が顔専用でステロイド含有と記載されています。成分構成が異なるため、狙う変化と注意事項も異なります。彫刻注射は顔の輪郭項目として、脂肪分解注射は顔とボディに用量を分けて使う項目として案内されます。どちらが合うかは脂肪層の厚さと部位、以前の反応を見て決めます。
病院は何を見て選ぶべきですか
製品名と承認された部位を先に見ます。同じ名前の注射でも、どの製品をどの部位に置くかによって承認範囲とリスクが異なります。誰が注射を打つか、施術記録を残すか、副作用が生じたときに連絡する経路があるかも一緒に見ます。価格は単位別の定価とVAT込みかどうかが公開されているか確認します。リフティングも一緒に扱うなら、機器名と強度設定をカウンセリングで説明するかどうかも基準になります。
一目でわかるまとめ
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 一緒に受ける | 層が異なるため1つの計画に入れられる |
| 順番 | 熱(シュリンク)を先に、腫れが引いてから注射 |
| 同じ日かどうか | 部位の重複と腫れに対応できるスケジュールが基準 |
| 注射の確認 | 製品名、承認部位、用量、施行者 |
| 回復 | リフティングは赤みと腫れ1~2日、注射はあざと腫れ |
| 反復 | リフティングは1年前後、注射は反応を見て決定 |
