オリジオを調べていると、機器の名前やショット数はすぐに覚えられるのに、カウンセリングの席で何を聞けばよいかは分からなくなりがちです。チップはどれを使うのか、料金は何の単位で数えるのか、効果はいつ判断するのか、痛みはどのくらいか——気になっているのに聞けずに帰ってしまうことも多いものです。この記事では、高周波リフトアップのカウンセリングで、機器とチップ、施術範囲、料金の単位、効果を評価する時期、痛みと回復中の連絡基準をどの順番で確認するとよいかを整理します。

まず結論から

機器の名前だけで効果や回復期間が決まるわけではありません。同じ高周波機器でも、エネルギーの強さと使用するチップ(肌に当たる施術面)、ショット数、施術範囲、施術者の判断によって体験は変わります。だからこそカウンセリングでは、どの機器とどのチップを使うのか、施術範囲はどこまでか、料金がどの単位で設定され何が含まれるのか、結果をいつどの基準で見るのか、痛みと副作用、回復中の連絡基準を確認するのが順番です。米国皮膚科学会も、美容施術のカウンセリングでは期待できる結果とリスク、代替案、医師の経験、回復と日常復帰の時期、準備とアフターケア、費用を尋ねるよう案内しています(AAD)。

高周波リフトアップは肌の中で何をするのか?

高周波(radiofrequency)は、電流が組織を通過するときに熱を生むエネルギーです。機器を肌に当てると表面ではなく肌の下の組織が温まり、その熱がコラーゲンの形成を刺激する方向に働きます(AAD)。そのため施術直後には組織が温まって引き締まる感覚が現れ、そのあとには新しく作られるコラーゲンが定着する時間が必要です。

この時間差から誤解が生まれます。施術直後は良く見えたのに数日経つと元に戻ったという話、逆に数か月経っても変化がないという話はここから出てきます。米国皮膚科学会の資料によると、高周波施術は多くが1回受けてすぐにある程度引き締まる感覚を得て、コラーゲンが作られるのに時間がかかるため6か月ごろに最も良い結果が現れ、一部は追加施術で利益を得ます。適切なスキンケアを併せると結果が2〜3年持続する場合もあると説明しています(AAD)。施術当日の感覚と数か月後の結果は、それぞれ別の時計を刻んでいるわけです。

ではなぜ、痛いという声と楽だという声が同時に聞かれるのでしょうか。痛みはエネルギーの強さ、施術部位の皮膚の厚さ、冷却や振動などの補助機能、麻酔の有無によって変わります。頬とあごのライン、目の周りでは感覚が異なり、人によって耐えられる程度も違います。だからカウンセリングでは、痛いかどうかよりも、どの強さでどの部位をどの補助機能とともに施術するのかを確認するほうが、実際の体験に近づきます。

機器とチップはカウンセリングで何を確認すべき?

まずモデル名です。同じブランドの中にもラインナップが複数あるので、カウンセリングで確認すべきはその機器があるかどうかではなく、自分の施術にどのモデルがどの設定で使われるかです。機器名だけでは許可範囲や回復期間は確定しないため、モデル名とともにどの原理で熱を伝える機器なのかの説明を聞くことが出発点です。

チップは肌に実際に当たる部分なので、規格を知っておくとよいでしょう。広い頬や額を覆うチップと、目の周りや口元のような狭く湾曲した部位のための小さなチップでは施術面積が異なります。カウンセリングでは、チップの大きさと施術面積、部位によってチップを替えるか、正規品のチップか、一人に使ったチップを再利用しないかを確認しておくとよいでしょう。

ショット数も数字だけ見ても比較は難しいものです。機器にショットを数えるカウンターがあるか、カウンセリングで決めたショット数が施術中そのまま伝わるか、部位ごとに何ショットを配分するかを尋ねると、同じ値でも中身が変わってきます。冷却や振動機能があるかも確認しておくと、施術中の表面への負担や不快感を推し量るのに役立ちます。

施術範囲と料金の単位はどう合わせて尋ねる?

費用は単位が混ざると比較が崩れます。リフトアップ機器はショット数で、極超短波機器はkJで、レーザートーニングは回数で、ヒアルロン酸注入(フィラー)やスキンブースターはccやバイアルで値を数えるといった具合です。実際にクリニックの料金表を見ると、HIFUは100ショット・300ショットのように、モノポーラ高周波は600ショット・900ショットのように、オンダとチタニウムは10kJ単位で、ポテンツァはチップの種類で、ピコトーニングは1回・5回・10回で区別されています(料金案内)。何を基準に数えるのかをまず合わせないと、見積もりを並べて見ることができません。

単位を合わせたら、含まれる項目を見ます。クリニックの料金表は施術と製品、部位、容量、回数に応じて区別し、すべての金額を付加税別で表示しています(料金案内)。麻酔費用とアフターケアが施術料金に含まれるか、追加ショットや再施術はどう計算されるかも併せて尋ねるとよいでしょう。この3つが抜けると、あとで総額が変わります。

範囲も言葉だけで聞き流さず、書き留めておくほうがよいでしょう。顔のどこまでか、首と二重あごが含まれるか、目の周りは別か、外れる部位はどこかをカウンセリングの席で確認しておくとよいでしょう。同じリフトアップ1回でも範囲が違えば結果と回復が変わります。

表1 施術範囲と料金の単位はどう合わせて尋ねる?
方式 エネルギーがすること よく合う悩み カウンセリングで確認すること
モノポーラ高周波(サーマクール、XERF(高周波)) 機器を肌に当てて肌の下の組織を温める 顔全体の弾力と輪郭、肌密度 チップ面積とショット数、強さ、麻酔の有無、回復期間
HIFU超音波(ウルセラ(Ultherapy)) 超音波の熱を肌の深い層へ届ける たるみが気になるあごのラインと額 ショット数、施術の深さ、痛み、ダウンタイム
極超短波(オンダリフト(Onda)) 極超短波で組織を温める 頬のふくらみとあごのラインの輪郭、ボディ部位 kJ単位の見積もり、部位の範囲、施術時間
レーザー(チタニウムリフト) 熱を深く届けながら表面は傷つけない 広い部位の弾力とキメ 回数の考え方、施術間隔、色素変化の有無

表は左右にスクロールしてご覧ください。

まとめると 方式が違えば数える単位も、よく合う悩みも、回復の形も変わります。見積もりは同じ単位で合わせて比較し、表の最後の列のように確認する項目をあらかじめ書き出して持参すると、カウンセリングがずっと具体的に進みます。

効果はいつ、何で判断するのか?

非侵襲的な弾力施術の結果はたいていゆっくり現れて自然に感じられ、赤みとむくみがよくある反応です(AAD)。先に見たように、高周波は施術直後の引き締まりと6か月ごろの結果が異なる時点で訪れます。施術直後の写真1枚で判断すると、実際の変化を見落としやすくなります。

評価基準はあらかじめ決めておくほうがよいでしょう。カウンセリングで同じ照明と角度で写真を撮り、どの時点で再確認するか、何を基準に見るか(あごのラインの輪郭、肌密度、毛穴とキメ)を決めておくと、判断がぶれません。米国皮膚科学会も、施術前に結果を現実的にどこまで期待できるか、何回必要か、回復期間がどのくらいかを尋ねるよう案内しています(AAD)。

効果がないという声が出る場合も、たいていはこの時点の問題です。1回受けて数週間で判断すると、まだコラーゲンが作られている途中かもしれません。何度も重ねて受ける必要があるか1回で十分かは、たるみの程度と皮膚の厚さによって分かれるので、カウンセリングで一緒に決めます。同じ強さで同じ部位を施術しても、変化の幅と時期は人によって異なって現れます。

痛みと回復はどう案内されるべき?

施術中にはある程度の不快感があるかもしれませんが、非侵襲方式はダウンタイムがほとんどなく、たいてい赤みとむくみで済む場合が多いです(AAD)。麻酔をするか、塗布麻酔をして待つ時間がどのくらいか、施術時間がおおよそどのくらいかもカウンセリングで尋ねる項目です。施術時間は範囲とショット数によって変わります。

回復中に何を避けるべきかも確認しておくとよいでしょう。レーザー施術を扱ったATTITUDE Clinicのコラムでも、熱を使う施術は皮膚の状態に比べて強度が高かったり、回復が終わる前に繰り返したりすると皮膚バリアに負担になりうると説明しています(ATTITUDE Clinicコラム)。高周波も強さと間隔をどう取るかが負担を左右するので、サウナや強い角質ケアのように熱と刺激を加える予定は、案内された期間だけ先に延ばすほうがよいでしょう。

連絡基準は最後に必ず確認しておくとよいでしょう。赤みや熱感が予想より長引いたり、痛みがだんだん強くなったりしたら、我慢せずに確認してもらうのが原則です。施術後数日のうちにどこまでが想定範囲か、どの時点から連絡すべきか、連絡はどこにするかを案内してもらっておくと、回復期間がずっと楽になります。

こんな状況なら

式典や撮影が数週間後に控えているなら

初めて受ける施術を大事な日の直前にまとめて予約すると、赤みや敏感になった肌が予定と重なることがあります。日程を先に伝えていただければ、その日から逆算して強さと時期を調整できます。

継続的にケアしたいなら

1回で強くする代わりに、回復間隔を守りながら計画するほうが肌への負担は少なめです。目標部位と時期を決めておき、必要な施術だけをその都度配置すれば、同じ回数でも結果が積み上がる形が変わります。

敏感だったり赤くなりやすい肌なら

普段化粧品がしみたり、赤みが長く残るほうなら、強さと間隔をより保守的に取ります。以前の施術で敏感になった経験があるなら、その事実だけでも計画が変わるので、カウンセリングで先に伝えてください。

短期滞在中の海外からの訪問者なら

滞在日程が決まっているなら、施術直後の赤みと乾燥が次の予定に影響することがあります。出国日とその前後の予定を伝えていただければ、それに合わせて強さと施術の種類をカウンセリングで調整します。

カウンセリング前に伝えてください 最近紫外線に多くさらされたり日焼けをしたりしたなら、服用中または塗布中の薬や化粧品があるなら、以前の施術後に肌が敏感だった経験があるなら、あらかじめ伝えてください。妊娠・授乳中、施術部位に炎症や感染がある、特定の薬を服用中といった場合は施術が適さないことがあります(AAD)。式典や撮影など大事な日付も併せて伝えてください。

ATTITUDE Clinicはこのように進めます

  1. AI肌分析の記録 — 色素と赤み、キメ、毛穴といった現在の肌状態を分析ツールで記録し、その記録をもとに院長が悩みの原因を判断します。このツールはカウンセリングを助けるために情報を整理するだけで、医学的診断ではありません(ATTITUDE Clinicコラム)。
  2. 院長カウンセリング — 分析記録に日程と痛みの感受性、肌の履歴を加えて、施術の種類と強度、時期を一緒に決めます。気になる項目はこの場で確認するのが最も正確です。
  3. 院長による直接施術 — 必要に応じて塗布麻酔で不快感を減らし、院長が直接施術します。皮膚の状態に比べて必要以上の施術は勧めないのが原則です。
  4. 回復とケア — 施術後の経過を確認し、紫外線対策と保湿、避けるべき予定を案内します。正規品と正量、正価を基準に進めます。

現在クリニックで扱っているリフトアップのラインナップは、料金表にモノポーラ高周波(サーマクール、XERF(高周波))、HIFU超音波(ウルセラ(Ultherapy))、極超短波(オンダリフト(Onda))、3波長レーザー(チタニウムリフト)として案内されています(料金案内)。高周波リフトアップを検討しているなら、このうちどの方式が自分の悩みに合うかからカウンセリングで確認することになります。

施術後のケアと副作用

施術後は順番に次のようにケアします。

  1. 鎮静 — 施術直後の赤みと熱感はよくある反応です。その日はサウナや温めたりする予定を避け、肌を休めます。
  2. 保湿 — 熱を受けた肌は乾燥しやすいので、案内された保湿剤を規則的に塗ります。
  3. 紫外線対策 — 回復期間中ずっと遮断剤を丁寧に塗ることが、色素変化を減らす基本です。
  4. 経過確認 — カウンセリングで決めた時点に、同じ条件の写真とともに経過を確認します。

よくある反応は赤みとむくみで、たいてい数日のうちに落ち着きます(AAD)。すべての医療施術にはリスクが伴うので、熱を使う施術で強度が皮膚の状態より高いと、やけどや色素沈着のような副作用が生じうる点も知っておくとよいでしょう(ATTITUDE Clinicコラム)。赤みや熱感が予想より長く続いたり、痛みが強くなったりしたら、待たずに確認してもらってください。施術前に案内された連絡基準をそのまま守ればよいです。

よくある質問

オリジオの費用はどの単位で比較すればよいですか?

機器ごとに数える単位が違うので、まず単位を合わせる必要があります。ショット数で数える機器、kJで数える機器、回数で数えるレーザーが1つの料金表の中に一緒にあり、クリニックの料金表も施術と製品、部位、容量、回数に応じて区別し、すべての金額を付加税別で表示しています(料金案内)。同じ高周波なら何ショットか、何部位か、麻酔とアフターケアが料金に含まれるかまで合わせてから比較するとよいでしょう。最終金額はカウンセリングで範囲が決まった後に確定します。

痛みはどのくらいですか?

強さと施術部位の皮膚の厚さ、冷却や振動などの補助機能、麻酔の有無によって変わります。非侵襲方式は施術中にある程度の不快感があるかもしれませんが、その程度で済む場合が多いです(AAD)。頬のように厚い部位と目の周りのように薄い部位では感覚が異なり、同じ部位でも強さによって変わります。耐えがたい感覚があれば、施術中でもすぐに伝えてください。塗布麻酔をするかどうかはカウンセリングで決めます。

効果はいつから現れますか?

高周波は施術直後にある程度引き締まる感覚が現れ、コラーゲンが作られるのに時間が必要なため6か月ごろに最も良い結果が現れます(AAD)。そのため施術直後よりも数週間から数か月の間の変化を一緒に見るほうが正確です。評価の時点と基準をカウンセリングであらかじめ決めておくと、判断がぶれません。追加施術が必要かどうかは、たるみの程度と皮膚の状態によって変わります。変化の時期と幅は人によって異なって現れます。

施術後すぐに日常生活が可能ですか?

非侵襲方式はダウンタイムがほとんどなく、施術直後からメイクができる場合も多いです(AAD)。ただしその日はサウナや激しい運動、飲酒のように肌に熱と刺激を加える予定は避けるほうがよいでしょう。赤みがどのくらい残るかは強さと部位によって変わるので、翌日に大事な予定があるなら先に伝えてください。回復期間には紫外線対策と保湿を心がけ、角質ケアや刺激の強いスクラブは案内された期間だけ先に延ばしてください。

このような施術はどの基準でクリニックを選べばよいですか?

機器の保有リストよりも、カウンセリングの方式と記録を見てください。自分の悩みがどこから来るのかを先に確認してくれるか、必要な施術だけを勧めて回数と強度を無理に決めていないか、痛みと回復の予定、施術後の注意事項を十分に説明してくれるか、不調が生じたときに確認してもらえるかが基準になります(ATTITUDE Clinicコラム)。美容施術の結果は施術者の熟練度と経験に大きく左右されるので、その施術をどれだけ扱ってきたかも尋ねる価値があります(AAD)。予約は申し込みと確定が別で、クリニックの確認連絡を受けて確定し、当日予約は現在から1時間以降の時間帯で申し込めます(カウンセリング予約)。

ひと目でわかるまとめ

表2 ひと目でわかるまとめ
項目 ポイント
何をする施術か 高周波で肌の下の組織を温め、コラーゲン形成を刺激する非侵襲リフトアップ
結果の時計 施術直後の引き締まり、コラーゲンが定着する6か月ごろに最も良い結果
カウンセリングで確認すること モデル名とチップ規格、正規品・再利用の有無、施術範囲、料金単位と含まれる項目
費用の比較 ショット・kJ・回数などの単位を合わせ、付加税と麻酔・アフターケアの含まれるかまで確認
回復 ダウンタイムがほとんどなく赤み・むくみがよくあり、その日は熱と刺激を避ける
連絡基準 赤み・熱感が長引いたり痛みが強くなったりしたら、待たずに確認