「リフトアップ」で検索すると名前が多すぎて迷ってしまいます。ウルセラ、シュリンク、サーマクールFLX、XERF、オンダ、チタニウムまで、同じ「リフトアップ」という言葉でまとめられていて、何がどう違うのか分かりにくいものです。この記事では、機器リフトアップが肌の内側でしていることを先に解き、そのうえで種類を分ける基準と、結果を分ける条件を順に整理します。

まず結論から

機器リフトアップは、エネルギーをどこに、どう届けるかで分かれます。超音波を1点に集めて設定した深さに熱点をつくる系統と、高周波電流で真皮から皮下層まで広く温める系統が代表的です(ATTITUDE Clinicコラム)。ここに極超短波に分類されるオンダ、3波長レーザーに分類されるチタニウムのように、別のエネルギー源を使う機器が加わります(施術・料金案内)。どちらが優れているというより、たるみが深く局所的か、広い範囲のハリ低下かによって先に使う機器が分かれ、2つの方法を組み合わせることもあります。結果は機器の名前よりも到達深度とエネルギー強度、施術間隔、始める時点の肌状態で決まります。

同じ「リフトアップ」でも肌の内側では何が起きているのでしょうか?

リフトアップが狙うのは、真皮の下にあるSMAS層です。SMASは顔の筋肉と皮膚を支える薄い膜で、衣服の内側に当てる裏地にたとえられます。年齢とともにこの膜がたるむことが、たるみの主な原因のひとつとされ、だからこそリフトアップの核心は、この層まで熱エネルギーをどれだけ正確に、深く届けるかになります。

机の前に座る2人と皮膚断面の中央に位置する熱点と広く広がる熱

ウルセラとシュリンクが使う方式はHIFU(高密度焦点式超音波)です。虫眼鏡で太陽光を1点に集めるように超音波を肌の内側に集め、カートリッジごとに設定した深さに小さな熱点をつくります。サーマクールFLXとXERFが使う方式はRF(高周波)です。電気エネルギーが組織を通るうちに熱に変わり、この熱が真皮から皮下層まで広い面積を一度に温めます。同じ「リフトアップ」という名前の下にありながら、熱が到達する深さと範囲はこのように異なります。

2つの方式は結局、コラーゲンを温めるという仕事につながります。コラーゲンは肌をハリのある状態で支えるタンパク質ですが、熱を受けると一部が収縮し、続いて再形成がゆっくり始まります。米国皮膚科学会の資料によると、熱が皮膚の深いところまで伝わると体がコラーゲンをもっとつくるようになるとまとめています(American Academy of Dermatology)。施術直後に大きな変化を感じにくい理由もここにあります。コラーゲンが新しくつくられるには時間がかかります。

オンダとチタニウムは従来のリフトアップとどこが違うのでしょうか?

同じリフトアップの枠にあっても、エネルギー源が違えば肌が熱を受ける方式が変わります。ATTITUDE Clinicの施術案内を見ると、リフトアップの項目はHIFU(超音波)を利用したリフトアップ、MONOPOLAR RF(高周波電流)を利用したリフトアップ、極超短波を利用したリフトアップ、3波長レーザーを利用したリフトアップに分かれています(施術・料金案内)。ウルセラとシュリンクが1つ目、サーマクールFLXとXERFが2つ目、オンダが3つ目、チタニウムが4つ目に当たります。

ですから「オンダは他のリフトアップと何が違うのか」という質問は、結局エネルギー源と適用範囲から始まります。オンダとチタニウムは顔のオプションとボディのオプションが別々に用意されていて、同じ機器で腕や太もも、腹部のような広い部位まで扱える構成が可能です(施術・料金案内)。真皮からSMASまで狭く深く狙う超音波系統とは出発点が異なります。

糸を入れて引き上げる方式の糸リフトは、この記事で扱ったエネルギー機器のリフトアップとは範疇が異なります。どの方法が合うかは、たるみの位置と程度を見てカウンセリングで一緒に判断します。

機器の名前だけで結果を予想するのは難しいです。同じ機器でもエネルギー量をどう設定するか、どの深さにどれだけ照射するかによって、肌が受ける刺激が変わるからです。決まったパッケージが間違いという意味ではありません。ただ、パッケージを勧められたら、各項目がなぜ必要なのか、外してもよいものは何かを尋ねるほうがよいです(同じ施術を受けてもなぜ結果は違うのでしょうか?)。

痛みとダウンタイムはなぜ施術ごとに違って感じられるのでしょうか?

リフトアップは他の施術に比べ、人によって、部位によって痛みの幅が大きいほうです。理由は2つあります。ひとつはエネルギー量で、もうひとつは部位ごとの神経密度です。エネルギー量が高く、1カ所に撃つショット数が多いほど深い層まで届く熱刺激が強くなり、その分痛みも大きくなります。

部位で見ると、あごラインや頬骨、額、目元のように骨に近く神経が密なところは比較的敏感で、頬のように組織が厚いところは同じエネルギーでも痛みが少ないほうです。感じ方の質も違います。超音波系統は深いところを瞬間的に温める方式なので深く熱い感じ、高周波系統は表面に近いところを広く温める方式なので熱く持続する感じと表現されます。

ダウンタイムはおおむね短いです。施術直後1〜2日は熱刺激で細かな赤みとほてりが残ることがあり、ほとんどは自然に消えます。米国皮膚科学会の資料でも、非侵襲リフトアップは皮膚をそのままにして進めるため切開や傷が残らず、施術後の一時的な赤みとむくみが通常は唯一の跡だと説明しています(American Academy of Dermatology)。

何が結果を分けるのでしょうか?

同じ機器、同じ強度で施術しても結果が分かれる理由は3つに整理されます。1つ目は始める時点の肌状態です。肌タイプ、皮膚の厚さと構造、コラーゲンを新しくつくり出す再生速度は人によって異なります。同じ年齢、似た悩みでも肌の内側の事情は違うことがあり、鏡で見るだけでは分かりにくいものです。

2つ目は設計です。同じ分析結果でも、どの機器を先に使うか、強度をどの程度にするか、スキンブースターや毛穴・ニキビ跡の施術を一緒に行うかを、その人の悩みとダウンタイムに対する余裕、肌の敏感さに合わせて決める必要があります。

3つ目は実施の過程です。施術部位の細かな強度調整、麻酔管理、施術中の肌の反応を見ながら調整するディテールは、マニュアルだけでは埋まらない領域です。カウンセリングで立てた計画と実際の施術がずれないようにすることが、この段階の鍵になります(同じ施術を受けてもなぜ結果は違うのでしょうか?)。

持続期間も同じ要因に左右されます。SMAS層のハリ低下の程度、年齢、普段の紫外線曝露と生活習慣によってコラーゲンがつくられ分解される速度が異なり、施術強度をどう設定したかも影響します。そのため1回の施術よりも個人別の設計でアプローチし、繰り返しの時期は経過を見て決めます(ATTITUDE Clinicコラム)。

表1 何が結果を分けるのでしょうか?
区分 エネルギーの伝達方式 主に狙う部位と悩み 変化が現れる流れ
ウルセラ・シュリンク(HIFU) 超音波を1点に集め、真皮〜SMASの設定した深さに熱点 深くたるんだあごライン、目元のような局所部位 大きな変化は難しく、変化がある場合はおおむね2〜3か月にわたりゆっくり
サーマクールFLX・XERF(RF) 高周波電流で真皮〜皮下層を広く加熱 頬から首までの広い部位のハリ、キメ 初期の引き締まった感じ(一部はむくみ)の後、追加の変化が2〜6か月にわたり
オンダ(極超短波) 極超短波に分類されるリフトアップ、顔・ボディのオプションを運営 顔の輪郭と腕・太もも・腹部のような広い部位 強度と回数によって異なり、カウンセリングで決める
チタニウム(3波長レーザー) 3波長レーザーに分類されるリフトアップ、顔・ボディのオプションを運営 顔とボディのハリ管理 強度と回数によって異なり、カウンセリングで決める

表は左右にスクロールしてご覧ください。

まとめると — 機器の名前よりも、熱がどこまで、どれだけ広く伝わるかが先です。深く局所的なたるみには超音波系統が、広い部位のハリ低下には高周波系統が比較的合い、オンダとチタニウムは顔とボディを一緒に扱う構成が用意されています。結局どれを先に使うかは、肌状態とスケジュール、ダウンタイムの余裕を一緒に置いて決めます。

こんな状況なら

明るい結婚式場のホールで淡いドレスを着た女性が立っている

結婚式や撮影が2〜3か月先に控えているとき

変化がゆっくり現れる系統は、日程が迫ってから受けると実感しにくいことがあります。米国皮膚科学会の資料では、非侵襲リフトアップの結果はゆっくり現れ、おおむね2〜6か月にわたると案内しています(American Academy of Dermatology)。日付が決まっているなら、その日から逆算して施術の時点と種類をカウンセリングで決めます。

横たわる女性の顔に手袋をした手がクリームを伸ばして塗る

痛みに敏感、またはダウンタイムを短くしたいとき

エネルギー量と部位によって痛みの幅が大きいです。敏感な場合は、カウンセリングで麻酔方法とエネルギー量の調整を前もって話しておくほうがよいです。非侵襲方式は皮膚をそのままにして進めるため切開や傷が残らず、一時的な赤みとむくみがほとんどで、翌日には日常に戻るスケジュールを組みやすいです。

アームレストに腕を置いた女性と医療スタッフが女性の腕にハンドピースを当てている

顔とボディを一緒に管理したいとき

オンダとチタニウムは顔のオプションとボディのオプションを別々に運営していて、同じ機器で腕や太もも、腹部まで続けて扱えます(施術・料金案内)。顔は局所の深さを、ボディは広い面積を狙うというように組み合わせが分かれるので、部位ごとの計画を一度に立てておくほうがよいです。

手袋をした手が機器の操作盤を回し女性が横になっている

敏感、または赤くなりやすい肌

強度を下げて始め、間隔をあける方式が検討されます。施術直後に赤みとほてりが残る程度はエネルギー量によって異なるので、普段から赤みが長く残りやすいほうなら、その点をカウンセリングで先に伝えるほうがよいです。

カウンセリングの前に教えてください — 最近の紫外線曝露(旅行や屋外活動)、服用中の薬と肌に塗る製品(レチノイド、酸成分など)、以前の施術履歴(機器、ショット数やkJ、製品、用量、日付、そのときの反応)、結婚式や撮影のように日付が決まった予定を前もって教えていただけると、計画を立てるのに役立ちます。

ATTITUDE Clinicはこのように進めます

  1. 肌分析機器の前に座り撮影される女性と横で機器を操作する医療スタッフ
    AI肌分析の記録 — 肌状態を記録し整理して、医師と同じ情報を一緒に見ます。分析ツールはカウンセリングを助ける記録ツールであり、医学的診断はしません。
  2. カウンセリングテーブルで医療スタッフが手ぶりで説明し女性が座って聞いている様子
    院長カウンセリング — 分析記録に悩みと生活習慣、以前の施術履歴を加えて、どの機器をどの順序と強度で使うかを一緒に決めます。以前の施術の機器とショット数、kJ、製品、用量、日付をお持ちいただけると検討に役立ちます。
  3. 横たわる女性のあごラインに手袋をした手で超音波機器を当てる医療スタッフ
    院長が直接施術 — カウンセリングで決めた計画どおりに院長が直接実施し、施術中は肌の反応を見ながら強度を調整します。設計と実行がずれないようにするための流れです(同じ施術を受けてもなぜ結果は違うのでしょうか?)。
  4. 柔らかな光の下に座る女性とその顔を診る医療スタッフ
    経過確認と管理 — 変化がゆっくり現れる系統は時期を置いて経過を確認し、次回の来院時期をその結果に合わせて案内します。

リフトアップの項目としては、ウルセラ、シュリンク、サーマクールFLX、XERF、オンダ(顔・ボディ)、チタニウム(顔・ボディ)を扱っています(施術・料金案内)。正規品と正量の基準で進め、料金は単位ごとに公開されているためカウンセリングの前に確認できます。

施術後のケアと副作用

  1. 体を毛布で覆って横たわる女性の顔に別の人が布で包んだ温冷パックを当てている
    鎮静 — 施術当日は熱が残っている状態なので、冷やすことがむくみに役立つことがあります。方法は医療スタッフの案内に従います。
  2. 鏡の前で手で頬にクリームを塗る長い髪の女性
    保湿 — 熱刺激を受けた肌は乾燥しやすいので、普段よりこまめに保湿します。
  3. 窓辺で手で頬と耳の周りに日焼け止めを塗る女性
    紫外線対策 — 施術後数日は肌の防御バリアが一時的に弱くなっています。日焼け止めを普段より丁寧に塗ることで、色素沈着なく回復できます。
  4. 手鏡を持つ医療スタッフと鏡を見ながら頬を触る女性
    経過確認 — 変化がゆっくり現れる系統は数か月にわたって確認します。次回の来院時期は経過に合わせて決めます。

当日のサウナと激しい運動、飲酒は避けるほうがよく、ほとんどは翌日からメイクなどの日常生活が可能です。

副作用はよくあるものから見ると、赤み、むくみ、あごラインに沿って押すと痛い感じ、小さな内出血、一時的なしびれや感覚低下があり、おおむね数日以内に落ち着きます。まれにやけどや水ぶくれ、小さな瘢痕、一時的な顔面筋の筋力低下、望まない脂肪層のボリューム減少が生じることがあります。水ぶくれができたり痛みがだんだん強くなるなど、予想と違う変化があれば待たずに受診します。

よくある質問

ハイフの効果はいつから現れますか?

エネルギー系統によって流れが異なります。米国皮膚科学会の資料によると、非侵襲リフトアップは1回の施術でおおむね2〜6か月にわたり緩やかなリフトアップとタイトニングが現れ、追加の施術でよりよい結果が得られる場合があります。高周波系統は1回の施術ですぐに引き締まりを感じる場合が多く、最良の結果は約6か月ごろと案内しています(American Academy of Dermatology)。超音波系統は変化がある場合はおおむね2〜3か月にわたりゆっくり現れ、高周波系統は初期の引き締まった感じの後、追加の変化が2〜6か月にわたり現れる流れを示します(ATTITUDE Clinicコラム)。実際に実感する時期は再生速度と設定によって異なります。

ハイフの施術は痛みが強いですか?

エネルギー量と部位ごとの神経密度によって幅が大きいです。同じ施術でも、たるみが強く高いエネルギーを使う場合と、予防目的で低く使う場合では体感が大きく異なります。部位ではあごラインや頬骨、額、目元が比較的敏感で、頬のように組織が厚いところは少ないほうです。敏感な場合は、カウンセリングで麻酔のオプションと強度調整を前もって話しておくほうがよいです。

ハイフは何回まで受けられますか?顔とボディの両方を受けられますか?

機器によって異なります。オンダとチタニウムは顔のオプションとボディのオプションを別々に運営していて、腕や太もも、腹部のような広い部位まで続けて扱えます(施術・料金案内)。一方、真皮からSMASまで深さを狙う超音波系統は、あごラインや目元のように局所的に深くたるんだ部位に主に使われます。部位ごとにどの機器が合うかはカウンセリングで決めます。

施術当日すぐに日常生活が可能ですか?

非侵襲方式は皮膚をそのままにして進めるため切開や傷が残らず、施術後の一時的な赤みとむくみが通常は唯一の跡です(American Academy of Dermatology)。ただし当日のサウナと激しい運動、飲酒は避けるほうがよく、ほとんどは翌日からメイクなどの日常生活が可能です。赤みとほてりが残る程度はエネルギー量によって異なります。

ハイフの持続期間はどれくらいですか?リフトアップのクリニックは何を見て選ぶべきですか?

米国皮膚科学会の資料は、皮膚科専門医とカウンセリングすることが最も安全な方法だと案内し、費用は保険適用にならないのでいくらか前もって聞くよう勧めています(American Academy of Dermatology)。国内では、施術前に単位ごとの料金が公開されているか、カウンセリングした医師が施術まで直接行うか、以前の施術履歴を検討して組み合わせと順序を再設計してくれるかを確認する価値があります。機器の名前だけで順位を決めるのは難しいです。ハイフの持続期間は、SMAS層のハリ低下の程度や生活習慣などによって変わり、カウンセリングで確認します。

ひと目でわかるまとめ

表2 ひと目でわかるまとめ
項目 ポイント
分ける基準 エネルギー源と到達深度 — 超音波(1点に集束)、高周波(広く加熱)、極超短波、3波長レーザー
ウルセラ・シュリンク 真皮〜SMASの設定した深さに熱点、深く局所的なたるみに活用
サーマクールFLX・XERF 真皮〜皮下層を広く加熱、頬から首までの広いハリ低下に活用
オンダ・チタニウム 極超短波と3波長レーザーに分類、顔とボディのオプションを一緒に運営
変化の時期 系統によって異なり、おおむね2〜6か月にわたりゆっくり、個人差が大きい
結果を分けるもの 始める時点の肌状態、組み合わせ・順序・強度の設計、実施中の調整
痛みとダウンタイム エネルギー量と部位ごとの神経密度によって幅があり、ダウンタイムはおおむね1〜2日