サーマクールFLXと旧世代は何が違うのか、顔のサーマクールとアイサーマクールはどう分かれるのか、225ショットと450ショットは結局何で決まるのか。カウンセリングを予約した後でも、機器の名前と数字が先に目に入る施術がサーマクールです。この記事では、サーマクールシリーズの中で実際に変わるものは何か、その違いを何で判断するのかを順番に整理します。
まず結論から
サーマクールシリーズの違いは3つに絞られます。どの部位を狙うチップを使うか、何回照射するショット構成か、同じ機器でもエネルギーをどこにどれだけ配分するかです。名前に付いた世代表記や総ショット数は出発点にすぎず、実際の結果は皮膚の厚さとたるみの位置、ケアしたい範囲、ダウンタイムに使える時間によって分かれます。だから同じFLX 600ショットを受けても、どの部位に集中しどの部位をあまり触らないかはカウンセリングで決まります。カウンセリングの場で聞くべきことも、この点です。
サーマクールFLXは旧世代と何が違うのですか?
まず皮膚の中で何が起きるかから見ていきます。サーマクールが使う方式は高周波(RF、電気エネルギーが組織を通る際に熱に変わる方式)です。この熱が真皮から皮下脂肪層まで広く広がり、コラーゲン(皮膚をハリのある状態に支えるタンパク質)を収縮させ、再形成を始めさせます。ATTITUDE Clinicのコラムでは、この方式を、超音波を1点に集めるウルセラ・シュリンクシリーズと対比して、比較的浅い層を広く温める側と説明しています。

海外の医学資料の説明も流れは同じです。DermNetのradiothermoplastyの案内を見ると、専用チップがコラーゲン層に調整された量の高周波を伝え、この熱がコラーゲンを収縮・タイトニングさせ、新しいコラーゲンが約6か月かけて育つと整理しています。照射部位とチップを通過した回数によって施術時間が変わり、全体の過程が1~2時間かかることがあるという説明も一緒にあります。
ではFLXと旧世代は何が違うのでしょうか。ここでよく生じる誤解があります。名前に付いた世代表記がそのまま結果の等級だという考えです。米国FDAに報告されたサーマクール関連の有害事象報告書には、Thermage CPTとThermage FLXという2つの機器名が一緒に登場しますが、報告書は実際にどちらの機器が使われたかを確定できずにいます。FDA有害事象報告書 機器名だけで優劣をつけることはできないという意味です。
ATTITUDE Clinicの施術案内に名前が載っている機器は、サーマクール Thermage FLX(Solta)とアイサーマクール Thermage Eyeです。実際に結果を分けるのは、世代表記よりもチップの種類とショット配置、エネルギー設定、そして施術の過程です。同じ機器で同じショットを数えても、部位ごとの強度を細かく調整し、施術中に皮膚の反応を見ながら合わせる部分はマニュアルだけでは埋まりません。同じ施術を受けても結果が違う理由で指摘する点もここです。
顔のサーマクールとアイサーマクールは何が違うのですか?
目元は顔の中でも皮膚が最も薄く、凹凸が多い部位です。同じチップで同じ強度をそのまま移すのは難しく、目元専用チップを別に使います。ATTITUDE Clinicの案内を見ると、顔はサーマクール Thermage FLX 600ショット・900ショット、目元はアイサーマクール Thermage Eye 225ショット・450ショットと構成が分かれています。
目元の施術では、眼球保護が別の問題として付いてきます。FDA有害事象報告書には、サーマクール施術後に目にやけどが生じた症例が載っており、製造元はまぶたを施術するときには必ずサイズの合ったプラスチック製の眼球保護具を使うべきとしています。金属製の保護具は高周波熱を目に直接伝え、損傷を起こす可能性があるためサーマクールには適していません。角膜損傷も施術で生じうるリスクとして記録されています。
ですから顔と目元は、同じサーマクールを部位だけ変えて受ける関係ではなく、チップと計画を別々に立てる別々の施術と見る方が正確です。顔全体のハリと頬・輪郭線が気になるなら顔用チップが、まぶたと目の下の薄い小じわが気になるなら目元専用チップが基準になります。2つの部位を同じ日に一緒に行うか分けて行うかは、皮膚の反応とダウンタイムの余裕を一緒に見て決めます。
600ショット・900ショット、225ショット・450ショットは何で決まりますか?
ショットは照射回数です。同じチップで熱を何回伝えるかを決める構成なので、数字が大きいということは、扱う範囲が広いか、同じ部位をより細かく覆うという意味に近いです。海外資料でも、施術時間は施行部位とチップを通過した回数によって変わるとされています。
ただし、総ショット数が多いほど良い施術だという解釈は慎重にすべきです。熱刺激の総量と痛みはエネルギー強度とショット数にともに左右され、たるみが強く強いエネルギーが必要な場合と、予防目的で低いエネルギーを使う場合では、同じ施術でも体感が大きく異なります。
ですから決定の順序はこうなります。まずケアする範囲を決め、その範囲を覆うのに必要なショット数を取り、次に部位ごとにエネルギーをどう配分するかを決めます。顔が痩せている、または特定の部位がこけて見える方なら、刺激を減らす部位とあまり触らない部位を区別して配分するカウンセリングが必要です。総ショット数だけを比較するより、自分の顔のどこにどれだけ入るかを聞く方が、実際の計画を把握するのに役立ちます。
| 区分 | エネルギー方式 | 主に狙う部位・悩み | カウンセリングで確認する点 |
|---|---|---|---|
| サーマクールFLX 顔(600ショット・900ショット) | 高周波で真皮から皮下脂肪まで広く | 顔全体のハリ、頬・輪郭線、広い範囲 | ショットをどの部位に分けるか、あまり触らない部位 |
| アイサーマクール(225ショット・450ショット) | 高周波、目元専用チップ | まぶた・目の下の薄い小じわ、目元のハリ | 眼球保護具、目元の皮膚の厚さ |
| XERF・アイXERF | 高周波シリーズの機器 | 顔・目元のハリ | ショット構成と施術範囲 |
| ウルセラ・シュリンク(比較) | 高強度集束超音波で設定深度に熱点 | より深い層のたるみ、輪郭線 | たるみが深ければこのシリーズも一緒に検討 |
表は左右にスクロールしてご覧ください。
まとめると サーマクールシリーズを選ぶ基準は、名前の世代や総ショット数ではなく、どの部位を狙うチップかと、その範囲にエネルギーをどう配分するかです。顔と目元はチップも計画も別々に立て、ショット数は範囲を決めた後に付いてきます。カウンセリングでは何ショットかよりも、どこにどう入るかを確認する方がよいです。
同じサーマクールなのに結果が違うのはなぜですか?
スタートラインが違うからです。皮膚がどれだけ厚いか、コラーゲンを自分で作る力がどれだけ残っているか、刺激に反応し回復する速さは人によって異なります。鏡で見えるだけでは分かりにくく、医師が皮膚を直接診て、以前の施術歴を聞いたうえで方向を決めます。
計画も人それぞれであるべきです。同じ分析結果でも、どの部位を先に扱うか、強度をいくつにするか、他の施術をいつ追加するかは、その人の悩みとダウンタイムの余裕、皮膚がどれだけ敏感かに左右されます。施術過程のディテールも結果を分けます。部位ごとの強度調整と施術中の反応を見ながらの調整は、計画が同じでも人によって変わる領域です。
期待値をどこに置くかも重要です。海外資料はサーマクールシリーズ施術の結果は予測が難しいと書いています。施術直後や数週間以内に変化を見る人もいれば、2~3か月経ってから現れる人もおり、改善がほとんど見られない場合もあります。顔が薄く老化初期の方に特に合いやすく、皮膚が大きく伸びてたるんでいる場合には改善幅が小さいことがあります。手術の代わりになる施術ではないという点も一緒に覚えておくとよいです。皮膚タイプを問わず適用できるという点は、レーザーシリーズと区別される特徴です。
こんな状況なら

式典や撮影が数週間後に迫っている場合
サーマクールはほとんどすぐに日常生活が可能ですが、赤みとむくみが1~2時間、長ければ数日残ることがあります。遅れて現れる変化は2~3か月かけて進むので、大きな予定があるなら日付をカウンセリング時に先に伝え、施術の時期を調整します。

目元から気になる場合
目元は皮膚が薄く凹凸が多いため、顔用チップと同じ方式でアプローチするのは難しいです。目元専用チップを使うか、施術中に眼球をどう保護するか、目元の厚さを確認してエネルギーを決めるかがカウンセリングのテーマになります。

顔が痩せている、頬のこけが気になる場合
同じ総ショットでも、どこにどれだけ配分するかで結果と印象が変わります。こけが気になる部位は刺激を減らし、ハリが落ちた部位にショットを集める配分が可能かが確認項目です。この配分を決める過程が院長カウンセリングです。

短期間滞在する海外からの訪問者なら
施術自体は1~2時間かかることがあり、赤みはたいてい1~2時間以内に落ち着きますが、人によっては数日まで残ります。帰国の予定が決まっているなら、施術の時期と経過確認の方法を一緒に決めておく方がよいです。
カウンセリング前に知らせてください 最近の紫外線曝露と屋外活動、服用中の薬と使用中のスキンケア成分(レチノール・酸成分など)、以前のリフティング・フィラー・スキンブースター施術の履歴とその時の反応、式典・撮影・出張のように避けられない予定、痛みや麻酔への敏感さです。目元の施術を考えるなら、目の関連疾患やレンズ装着の有無も一緒に伝えてください。
ATTITUDE Clinicはこのように進めます
AI皮膚分析記録 — 皮膚状態を記録し整理して、医師と同じ情報を一緒に見ます。分析ツールはカウンセリングを助けるために情報を記録・整理する参考資料であり、医学的診断は行わず、判断は院長がします。
院長カウンセリング — 分析記録に悩みと生活習慣、以前の施術経験を加えて、顔用チップか目元専用チップか、ショットをどこに配分するか、エネルギー強度をどうするかを一緒に決めます。何が必要で何が必要でないかもこの場で整理します。
院長直接施術 — カウンセリングで立てた計画どおりに院長が直接施行し、施術中に皮膚の反応を見ながら強度を調整します。設計と実行がずれないようにするための流れです。
回復とケア — 紫外線遮断と保湿を中心にケアし、次の来院時期は経過を見て決めます。施術価格はショットや部位のような単位別に公開し、どの言語のページでも同じ条件で、付加価値税は別途です。
このテーマに関連してATTITUDE Clinicが案内する機器は、サーマクール Thermage FLX(Solta)とアイサーマクール Thermage Eye、同じ高周波シリーズのXERF・アイXERF、そして比較対象となるウルセラ・シュリンクです。
施術後のケアと副作用
鎮静 — 施術直後の熱感と赤みは冷やすことで落ち着かせるのに役立つことがあります。当日のサウナや激しい運動、飲酒は避けます。
保湿 — 熱刺激を受けた皮膚は乾燥しやすいので保湿を続けます。
紫外線遮断 — 数日間は普段より丁寧に塗ります。この時期の皮膚は防御バリアが一時的に弱まっているため、色素沈着なく回復するには遮断が特に重要です。
経過確認 — 変化が遅れて現れる傾向があるので、施術後1~2か月間隔で写真を残して比較すると判断に役立ちます。
よくある反応は赤み、むくみ、押すと痛い感じ、小さなあざ、一時的なしびれや感覚低下で、たいてい数日以内に落ち着きます。まれにやけどや水ぶくれ、小さな瘢痕、一時的な顔面筋の弱まり、望まない脂肪層のボリューム減少が生じることがあります。海外資料はサーマクールシリーズで報告された副作用の頻度を1%未満と書き、むくみ・赤みとともにやけど・水ぶくれ・瘢痕の可能性を挙げています。FDA有害事象報告書にも水ぶくれと赤みが知られた副作用で、やけどとかさぶた、まれに瘢痕が生じうるという製造元の説明が含まれています。
水ぶくれができたり、痛みがだんだん強くなる場合、目元の施術後に目が腫れて痛い、しみる感じが落ち着かない場合は、待たずに施術した場所で確認する方が安全です。
よくある質問
サーマクールFLXと旧世代は何が違うのですか?
サーマクールシリーズには世代表記が付いた複数の機器名があり、FDA有害事象報告書にもThermage CPTとThermage FLXという2つの名前が一緒に登場します。ただしその報告書は実際にどちらの機器が使われたかを確定できておらず、名前だけでどちらがより良いと整理された資料でもありません。ATTITUDE Clinicが案内する機器は、サーマクール Thermage FLX(Solta)とアイサーマクール Thermage Eyeです。世代表記よりも結果を分けるのは、どのチップを使うか、ショットをどこに配分するか、エネルギーをいくつに設定するか、施術中に反応を見ながら調整する過程です。だからカウンセリングでは、機器名とともにチップの種類と部位ごとの配分計画を確認する方が、実際の計画を把握するのに役立ちます。
アイサーマクール225ショットと450ショットはどう違いますか?
どちらの構成も目元専用チップを使い、照射回数で差がつきます。目元全体を広く覆うか、目尻や目の下のように集中する部位を決めるかによって必要な回数が変わるので、数字が大きい方が常により良い構成というわけではありません。目元の皮膚の厚さと小じわの位置、以前の施術歴を一緒に見て決めます。ATTITUDE Clinicの案内基準では、目元は225ショットと450ショットの構成が用意されています。目元の施術では、ショット数と同じくらい眼球保護具をどう使うかが重要なので、その部分も一緒に確認しておくとよいです。
サーマクールの痛みはどの程度ですか?
痛みはエネルギー強度とショット数、そして部位ごとの神経密度によって変わります。輪郭線・頬骨・額・目元のように骨に近く神経が密集した部位は比較的敏感で、頬のように組織が厚い部位は同じエネルギーでも感じにくいです。サーマクールは表面近くを広く温める方式なので、ほんのり熱い感じが持続する側で表現されることが多く、照射の瞬間にはちくっとした感覚がすることがあります。たるみが強く強いエネルギーが必要な場合と、予防目的で低いエネルギーを使う場合では、同じ施術でも体感が大きく異なります。麻酔方法とエネルギー調整の範囲はカウンセリングで決めます。
サーマクールの効果はいつから現れ、どれくらい持続しますか?
コラーゲン再形成は施術直後に終わることではなく、数か月かけて進みます。海外資料を見ると、施術直後や数週間以内に変化を見る人もいれば、2~3か月経ってから現れる人もおり、改善がほとんど見られない場合もあります。新しいコラーゲンは施術後6か月まで育つので、その時点まで変化を見守るのが一般的です。ATTITUDE Clinicのコラムでは、初期の硬い感じの一部はむくみであることがあり、追加の変化はたいてい2~6か月かけて現れるとしています。持続期間は個人差が大きく、繰り返しの時期は経過を見た後、おおよそ1年前後で決めます。
サーマクールを上手に行う場所はどう見分けますか?
機器の名前よりも診療の流れを見ると判断しやすくなります。どの機器とどのチップを使うか、施術計画を誰が立て誰が施行するか、ショットをどの部位にどれだけ配分するかを説明してくれるかが最初の項目です。目元の施術なら、眼球保護具をどう使うかも一緒に見てください。価格は総額だけで見ず、ショットや部位のような単位別に公開されているか、どの言語のページでも同じ条件かを確認すると比較がしやすくなります。ATTITUDE Clinicは単位別の価格を公開し、カウンセリングから施術まで院長が直接進める流れを案内します。どこが最高かを決める基準はないので、説明の具体性とスケジュール管理の方法が自分に合うかを見る方が現実的です。
ひと目でわかるまとめ
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 機序 | 高周波が真皮から皮下脂肪まで広く熱を出しコラーゲンを収縮・再形成 |
| 顔と目元 | 顔用チップと目元専用チップが別にあり、目元は眼球保護が別途必要 |
| ショット構成 | 顔600ショット・900ショット、目元225ショット・450ショット、範囲を決めた後に配分を決める |
| 痛み | エネルギー強度・ショット数・部位ごとの神経密度でばらつく |
| 変化の時期 | 即時または数週間、遅ければ2~3か月、コラーゲンは6か月まで |
| 結果を分けるもの | 開始時の皮膚状態、計画、施行過程、繰り返しはおおよそ1年前後で決定 |
