顔や首にできたいぼをレーザーで除去すると聞くと、痛みがまず気になります。麻酔クリームを塗れば十分なのか、注射が必要なのか、施術後はどれくらい痛むのか。いぼそのものの痛みと除去の過程での痛みは原因が異なるため、分けて考えると答えがはっきりしてきます。

まず結論から

いぼはほとんどの場合痛みはありませんが、手で触れたときや足の裏のように圧がかかる部位では痛むこともあります。除去施術の痛みは方法や部位、病変の深さ、麻酔の方法によって変わり、1つの数字で語ることはできません。冷凍凝固は痛むことがあるため主に大きな子供と成人に行い、電気焼灼やキュレットで掻き取る処置の前には注射麻酔または塗布麻酔で皮膚を麻痺させておきます。施術後にはかさぶたや水ぶくれ、赤みが出ることもあるので、痛みの性質と回復のサインをあわせて見ていく必要があります。

いぼ自体は痛いのでしょうか?

いぼはヒトパピローマウイルス(HPV)感染によって皮膚の表皮にできる小さな増殖物です。MSDマニュアルによると、ほとんどのいぼは痛みはありませんが、一部は触ると痛み、足底いぼは立ったり歩いたりするときに圧を受けて非常に強い痛みを生じます。ですから「いぼは本来痛くない」という言葉は半分だけ正しいということになります。指で押したときにちくちくする、靴の中で歩くたびにずきずきするという場合は、病変の位置と深さをあわせて見る必要があります。 顔や首の扁平いぼは痛みがほとんどないため、にきびや吹き出物のように見えることもあります。この場合は痛みよりも広がりや瘢痕(傷あと)が問題になります。アメリカ皮膚科学会のセルフケアガイドでは、いぼを掻いたり引っ剥がしたりせず、いぼの部位は剃らないようにと案内しています。剃毛でできた微細な傷に沿ってウイルスが移ることがあるためです。

患者の足を指さしてカウンセリングする男性と、皮膚断面のいぼを示す拡大図

除去の痛みは何で決まるのでしょうか?

同じいぼでも、治療方法によって痛みの性質は異なります。冷凍凝固は非常に冷たい物質で病変を凍らせてかさぶたを作り、電気焼灼は電気で病変を焼いたあと、キュレットというスプーン状の器具で掻き取ります。アメリカ皮膚科学会の治療ガイドは、冷凍凝固は痛むことがあるため主に大きな子供と成人に行うと述べています。子供が小さい場合は、痛みだけでなく施術中に協力できるかどうかもあわせて見る必要があります。 痛みは病変の深さや大きさ、数、皮膚の薄い部位かどうか、周囲に炎症があるかどうかによって変わります。眼の周りのように皮膚が薄く敏感なところでは、同じ強さでもよりちくちくと感じられます。ATTITUDE Clinicのコラムでは、レーザーの痛みはレーザーの種類や強度、施術部位、個人の敏感さによって大きく異なると案内しています。レーザーコラム 塗布麻酔を塗っても、痛みがまったくないという意味ではありません。皮膚表面の感覚を鈍らせて不快感を減らす方法なので、施術中に圧迫感やちくちく感が残ることもあります。耐えがたいと感じたら我慢せずにすぐ伝えて、強度を調整してもらうほうがよいでしょう。

麻酔はどのように行うのでしょうか?

電気焼灼やキュレットでいぼを焼いて掻き取る前に、皮膚科医は注射麻酔または麻酔クリームで治療部位を麻痺させておきます。アメリカ皮膚科学会の治療ガイドがこの順序を説明しています。注射麻酔は比較的早く感覚を鈍らせますが針の刺激があり、塗布麻酔は針がなく負担は少ないものの、十分に吸収されるまで待つ必要があります。どちらが適しているかは病変の部位や範囲、年齢、痛みへの敏感さで決まります。 麻酔クリームは厚く塗り、時間を守ることが重要です。塗った直後に施術すると表面が十分に麻痺せず痛むことがあります。痛みにとくに敏感な方や以前の施術でつらかった経験がある方は、カウンセリングのときに前もって伝えておく必要があります。そうすれば麻酔の時間と方法を調整できます。レーザーコラムは、同じ施術でも部位や強度に応じて麻酔の方法をカウンセリングで一緒に決めると案内しています。

表1 麻酔はどのように行うのでしょうか?
方法 行うこと 痛みと麻酔 施術後と回数
サリチル酸 角質を剥がして病変を薄くします ひりひり感や刺激がよくあり、顔の扁平いぼには自宅で使いません 毎日繰り返し、刺激が強いときはしばらく中止します
冷凍凝固 非常に冷たい物質で病変を凍らせます 痛むことがあるため主に大きな子供と成人に行います かさぶたや水ぶくれができて4~7日以内に治まり、2~4週間間隔で繰り返すこともあります
カンタリジン 病変の下に水ぶくれを作って浮かせます 痛みと水ぶくれが予想されます 当日に自宅で洗い流し、再診して死んだ部分を除去します
電気焼灼・キュレット 電気で焼き、スプーン状の器具で掻き取ります 治療前に注射麻酔または塗布麻酔を行います ほとんどの場合1回の治療で終わります

表は左右にスクロールしてご覧ください。

まとめると いぼそのものの痛みと除去の痛みは別物です。痛みは病変の位置や深さ、治療方法、麻酔の方法がともに決めるもので、施術後のかさぶたや水ぶくれは回復の過程でよく見られます。

施術後の痛みと回復はどう進むのでしょうか?

冷凍凝固のあとは、治療部位にかさぶたや水ぶくれができるのが予想される経過です。アメリカ皮膚科学会の案内によると、治療部位は通常4~7日以内に治まり、ほとんどの場合1回以上の治療が必要で2~4週間間隔で繰り返すことがあります。治療ガイド 痛みが和らぐ速さは病変の大きさや部位によって異なり、足の裏のように圧がかかるところは歩くときの不快感がより長く感じられることがあります。 カンタリジンは痛みと水ぶくれが予想される治療です。病院で塗った薬を自宅で決められた時間に洗い流さないと過度な水ぶくれを防げず、その後に再診して死んだ病変を除去します。治療ガイド この過程を飛ばすと、水ぶくれが大きくなったり痛みが強くなったりします。 電気焼灼やキュレットは麻酔下で進めますが、施術後の傷の管理が必要です。レーザーやピーリングを伴う場合は赤みや熱感、ちくちく感、腫れがよくあり、かさぶたができたり一時的な色素沈着が生じたりすることもあります。まれに水ぶくれや低色素斑、感染、瘢痕が生じます。レーザーコラム 痛みがだんだん強くなったり、赤みや熱感が予想より長引いたりする場合は我慢せずに来院して確認します。施術部位をこすったり掻いたりして刺激しないことも回復に役立ちます。

こんな状況なら

拡大鏡をつけた男性医師が患者の頬と首を診る様子

顔・首のいぼが気になるとき

顔のいぼは自宅で治療せず、皮膚科で確認します。アメリカ皮膚科学会は、顔や生殖器の部位にいぼがある場合、病変が変化したり痛んだりかゆくなったり皮膚から出血したりする場合は診察を受けるように案内しています。セルフケアガイド 扁平いぼは痛みが少ないため放置しがちですが、剃毛や角質除去を繰り返すと周囲に広がることもあります。施術前に病変の数と範囲を記録しておくと、治療計画を立てるのに役立ちます。

かかとを触って不快そうにする女性と、その前で見守る男性の室内風景

足の裏のいぼで歩くとき痛いとき

足底いぼは立ったり歩いたりするときに圧を受けて非常に強い痛みを生じます。MSDマニュアル 痛みのために歩き方が変わった場合は、歩行時の不便さをカウンセリングで具体的に伝えるほうがよいでしょう。病変を隠して我慢するより、治療の時期と方法を決めるのに必要な情報です。

診察着の男性医師と患者がテーブルで予定表を見ながら話す様子

式典・撮影・旅行の予定が近いとき

施術直後の赤みやかさぶたが予定と重なることもあります。日付を先に伝えていただければ、回復期間を考慮して施術の時期や強度を調整します。レーザーコラム とくに初めて受ける施術なら、式典の直前よりも余裕をもって始めるほうが調整できる選択肢が広がります。

保護者の膝に座った子供の腕を診る医師

子供がいぼを触ったり掻いたりするとき

アメリカ皮膚科学会の案内によると、いぼを掻いたり引っ剥がしたりせず、触ったあとは手を洗うようにします。セルフケアガイド 冷凍凝固は痛むことがあるため主に大きな子供と成人に行うので、小さな子供は施術中に協力できるかどうかと痛みをあわせて見ます。治療ガイド

カウンセリングの前に教えてください 最近の紫外線曝露、服用中の薬と使用中のスキンケア成分、以前の施術後に皮膚が敏感になった経験、式典・撮影・旅行といった大事な日付をお伝えください。免疫力が低下する疾患や糖尿病がある場合は、いぼの治療前にあわせてお知らせいただく必要があります。

ATTITUDE Clinicではこのように進めます

  1. 精密診断と皮膚分析 色素、赤み、きめ、毛穴など現在の皮膚状態をAI皮膚分析で記録し、病変の位置と範囲をあわせて確認します。分析ツールは情報を記録して整理するだけで医学的診断ではないため、院長が直接病変を見て判断します。
  2. 院長カウンセリングで方針を設計 分析記録に予定、痛みへの敏感さ、以前の施術歴を加えて、治療方法と麻酔の方法、時期を決めます。顔と足の裏のように部位が異なる場合は、同じ方法をそのまま当てはめず回復の条件もあわせて見ます。
  3. 院長による直接施術 必要に応じて塗布麻酔で不快感を減らし、院長が直接施術します。施術中に耐えがたいと感じたらすぐ伝えて強度を調整します。
  4. 回復と経過の確認 施術後は紫外線対策と保湿を案内し、痛みや赤みが予想と異なる場合は来院して確認します。 レーザー診療では、ピコプラス、Vビーム、アービウムYAGレーザーを悩みに応じて使うと案内しています。レーザーコラム いぼの除去は病変を直接扱う施術で、価格表に個数基準で記載されており、すべての金額は付加価値税別です。施術・料金のご案内 機器の名前よりも、病変を正確に見分けることが先です。

院長が自ら担う4つのステップ

診断機器の前から施術台の上まで、最初にカウンセリングした院長がそのまま担当します。

  1. 独立した診断室にある肌の精密診断機器

    精密診断

    独立した診断室で顔全体を撮影し、目では見えにくい肌の状態まで記録します。

  2. イ・ドンフン共同院長が肌分析の結果を画面で説明する様子

    肌分析

    毛穴・色素・しわ・弾力の結果を院長が画面で一緒に確認し、何から始めるべきかを説明します。

  3. イ・ジェミン共同院長が来院者と1対1で診断結果を見ながらカウンセリングする様子

    1:1デザイン

    肌と顔のバランス、望む変化やスケジュールまで踏まえて、施術と範囲を一緒に決めます。

  4. イ・ジェミン共同院長が自らリフティング施術を行う様子

    院長による施術

    カウンセリングした院長が個室の施術室で最初から最後まで施術します。途中で担当が変わることはありません。

イ・ドンフン共同院長が自ら施術する様子

「注射の痛みには、本気で向き合っています。」

イ・ドンフン共同院長

注射施術は、痛みが心配でためらう方が特に多くいらっしゃいます。そこで麻酔から薬剤まで、一つひとつ見直しました。

  • 麻酔は丁寧に、時間はたっぷりと特殊な麻酔クリームが十分に効くよう、時間をたっぷり取ります。必要な施術や部位には麻酔注射を加えます。
  • 細い針で、短時間で注射施術には細い針を使い、院長が自ら短時間で仕上げます。施術中も状態を見ながら調整します。
  • 薬剤の構成まで考えます同じ施術でも薬剤によって感じる負担が変わることがあるため、その点まで考慮します。

麻酔の方法と使用の有無は、施術の種類・部位とご本人の状態により診察後に決まります。痛みの感じ方には個人差があります。

施術後のケアと副作用

  1. 患者の頬にガーゼを当てる医師
    鎮静 施術直後は治療部位をこすったり熱いお湯で洗ったりしません。赤みや熱感がある場合は室温で軽く鎮静させ、案内された軟膏があればその指示に従います。
  2. 手袋をした医師が患者の腕に保湿剤を塗る様子
    保湿 かさぶたができた部位は掻いて剥がさず、保湿剤を薄く重ねて塗ります。傷が乾いてつっぱる感じが減ると回復が楽になります。
  3. 窓辺で日焼け止めを塗る帽子姿の女性と、背景に2人の人物
    紫外線対策 新しい皮膚が上がってくる時期に紫外線にさらされると色素沈着が起こりやすいため、外出時には日焼け止めを塗ります。レーザーコラム サウナや強い角質除去、刺激の強いスクラブは案内された期間は避けます。
  4. 患者の足を診察する院長
    経過の確認 痛みがだんだん強くなったり、赤みや熱感が長引いたりする場合は我慢せずに来院します。足の裏の病変は歩行時の痛みが減っているかもあわせて見ます。 よくある反応は施術部位のちくちく感、赤み、腫れ、かさぶたです。冷凍凝固後の水ぶくれとかさぶたは予想される経過で、カンタリジンは痛みと水ぶくれができるのが一般的です。治療ガイド よりまれに、治療部位が周囲より明るくなったり暗くなったり、瘢痕が残ったりすることがあります。レーザーやピーリングを伴う場合は水ぶくれ、低色素斑、感染、瘢痕がまれに生じます。治療ガイド レーザーコラム いぼが変化したり痛んだりかゆくなったり出血したりする場合は診察が必要です。施術後に痛みが強くなったり、赤み・熱感・腫れが続いたりするときも、待たずに来院します。セルフケアガイド レーザーコラム

よくある質問

扁平いぼのレーザー治療はとても痛いですか?

レーザーの種類や強度、病変の深さ、顔のように皮膚の薄い部位かどうかによって異なります。塗布麻酔で不快感を減らしますが、感覚が完全になくなるわけではありません。施術中に耐えがたい場合はすぐ伝えて強度を下げます。痛みに敏感な方はカウンセリングで麻酔の時間を十分にとります。レーザーコラム 施術前のカウンセリングで病変の部位と深さを確認し、以前にレーザーやピーリングを受けた経験があればどれくらい痛かったかをお伝えください。塗布麻酔の時間を十分にとり、施術中に不快な感じがあれば我慢せずにすぐお伝えいただければ大丈夫です。

麻酔クリームだけで十分ですか、注射も必要ですか?

電気焼灼のように刺激の強い処置の前には、注射麻酔または塗布麻酔を用います。治療ガイド 注射は速いですが針の刺激があり、クリームは針がありませんが吸収の時間が必要です。病変の範囲や年齢、痛みへの敏感さで決めます。1つの方法だけにこだわらず、必要なら併用します。カウンセリングのときに病変の数と範囲、子供の年齢、以前の施術で痛みが強かったかどうかをお知らせいただくと、麻酔の方法を決めるのに役立ちます。塗布麻酔を選ぶ場合は、クリームを厚く塗って吸収されるまで時間を守ることが重要です。

顔のいぼを除去したあと、痛みはいつまで続きますか?

治療方法や範囲によって異なります。冷凍凝固はかさぶたや水ぶくれができて4~7日以内に治まると案内されていますが、痛みを感じる期間は人によって異なります。レーザーやピーリングは赤みやちくちく感が数日続くこともあります。痛みがだんだん強くなる場合は来院します。治療ガイド 回復中は施術部位をこすったり熱いお湯で洗ったりせず、かさぶたは掻いて剥がさずに保湿剤を薄く重ねて塗ります。新しい皮膚が上がってくる時期には日焼け止めを塗り、サウナや強い角質除去は案内された期間は避けていただければ大丈夫です。

いぼの除去後にかさぶたや水ぶくれができたらどうすればよいですか?

冷凍凝固後のかさぶたと水ぶくれは予想される経過です。つぶしたり掻いて剥がしたりせず、案内されたとおりに鎮静と保湿を行います。カンタリジンは決められた時間に洗い流さないと過度な水ぶくれを防げません。痛みが強くなったり、赤みや熱感が長引いたりする場合はクリニックにお知らせください。治療ガイド カンタリジンを塗った場合は、自宅で決められた時間に洗い流し、再診して死んだ病変を除去するスケジュールを守る必要があります。施術部位を掻いたりこすったりせず、保湿剤を薄く塗ってください。

いぼの治療はどのクリニックで受けるべきですか?

機器の名前よりも、病変を目で見て見分けているかが先です。顔と足の裏のように部位が異なるときに方法と麻酔を分けて説明しているか、施術後の痛みと回復期間を具体的に伝えているかを見ます。施術後に不調があったとき確認を受けられる窓口があるかどうかも基準です。料金は個数と範囲によって変わるため、定価と付加価値税の案内を価格表で確認します。施術・料金のご案内

ひと目でわかるまとめ

表2 ひと目でわかるまとめ
項目 ポイント
いぼ自体の痛み ほとんどの場合ありませんが、圧がかかる部位では痛むこともあります
除去の痛みを決めるもの 方法、部位、病変の深さ、麻酔、個人の敏感さ
麻酔の方法 注射麻酔または塗布麻酔を病変と年齢に合わせて選択
施術後によくある反応 かさぶた、水ぶくれ、赤み、ちくちく感
回復期間の目安 冷凍凝固は4~7日以内に治まると案内
料金の案内 個数と範囲によって変わり、付加価値税別