フラクショナルレーザーを受けて1週間後に脱毛の予約が入っているけれど、このまま行っても大丈夫か。反対に、先にムダ毛を整えてから肌のキメを整えたいが、順番をどう組めばよいか。そんなご相談をいただくことがあります。どちらも熱を使い、どちらも肌が回復する時間を必要とするという点が答えの出発点です。重ねてもよいかどうかよりも、どちらが先でどれほど間を空けるかが実際の結果を左右します。
まず結論から
同じ部位に2つの施術を同じ日に重ねて行うことはおすすめしません。フラクショナルレーザーは表皮と真皮に微細な熱の柱をつくって再生を促し、レーザー脱毛は毛包の色素が光を吸収して熱に変わり、毛包を傷つける仕組みです。反応が重なると、どちらによるものかを見分けにくくなります。順番は通常、フラクショナルを先に行い、赤みやかさつきが落ち着いてから脱毛を置きます。間隔はフラクショナルの強さと部位、肌の状態で決まり、部位が完全に重ならなければ同じ日に進められる余地も残ります。
フラクショナルレーザーは肌に何をするのでしょうか?
フラクショナルレーザーはビームを数千個の微細な治療エリアに分け、肌の一部だけを狙います。写真をピクセル単位で補正するように、微細熱治療エリア(MTZ) だけを集中的に刺激し、残りの健康な組織はそのまま残して治癒を助ける構造です(DermNet フラクショナルレーザーの案内)。同じ面積を丸ごと治療する方法より回復が早い理由はここにあります。

作用する層は表皮と真皮の両方です。表皮だけを扱う剥離レーザーと、真皮のコラーゲンだけを扱う非剥離レーザーの間をつなぐ位置にあります。エルビウム:YAG は表層を、CO2はより深い層を扱う側として用いられます。
施術直後に赤くなり、ひりつき、薄いかさぶたができるのはこの熱反応によるものです。ATTITUDE Clinicのコラムでも、エルビウムYAGレーザーのような剥離レーザーはかさぶたができることがあると案内しています。肌を焼くという言葉がついて回るのも、この目に見える変化から始まります。
結果を分けるのは機器の名前よりもエネルギーと密度、そして回復をどれだけ見て繰り返すかです。 DermNetの案内によれば、年齢や肌タイプ、紫外線曝露、部位によって手法が変わるとされています。同じエルビウムフラクショナルでも、誰にどれくらい強く、何週間間隔で行うかが違うということです。
レーザー脱毛は何を狙うのでしょうか?
レーザー脱毛は毛包の中の色素、すなわちメラニンを狙います。光が色素に吸収されて熱に変わり、その熱が毛包を傷つけて毛の成長を遅らせる仕組みです(Mayo Clinic レーザー脱毛の案内)。1回で終わる施術ではなく、複数回受けてはじめて変化が見え、維持のケアも必要です。
毛の色と肌の色が結果を左右します。黒い毛に明るい肌のようにコントラストが大きいほど反応がよく、金髪や白髪、灰色、赤毛は色素が少ないか別の種類のため反応が落ちます。同じ理由で、肌の色が濃いほどレーザーの種類と強さをより慎重に選びます。
米国皮膚科学会の案内によれば、脱毛前のカウンセリングでは最近の日焼けの有無と、瘢痕ができやすい体質かを先に伝えるよう勧めています。施術前には室内日焼けとセルフタンニング剤の使用を避け、案内されたらすぐ従うことが副作用を減らす道です(AAD レーザー脱毛の準備の案内)。
毛が黒く肌が明るいほどコントラストが大きく、反応がよく出る傾向があります。 ただしこのコントラストは結果の方向を教えてくれるだけで、何回で終わるかまでは決めてくれません。
2つの施術を重ねるとき、実際に引っかかるのは何でしょうか?
2つの施術はどちらも熱を使います。フラクショナル直後は表皮が回復中で紫外線や刺激に弱くなっており、赤みや乾燥、かさつきが残っています。この状態で同じ部位に脱毛レーザーを加えると、熱が重なります。
色素の変化のリスクも重なります。DermNetはフラクショナルレーザーが炎症後色素沈着を起こすことがあり、肝斑では治療そのものが色素をより濃くすることがあると示しています。レーザー脱毛も施術後に肌の色が濃くなったり薄くなったりする変化が生じ、多くは一時的ですがまれに長く残ることがあります。2つの施術を続けて行うと、この変化がどちらから来たのか分かりにくくなり、対応が遅れます。
部位が重なるかどうかも先に見る必要があります。顔全体にフラクショナルを行うと、あごや鼻下、頬の縁など脱毛をする部位がほとんど含まれます。反対に顔のフラクショナルと脚の脱毛のように部位が完全に離れていれば、熱が重なる面積は小さくなります。それでも麻酔や鎮静、痛みの管理が一度に集中する点は残ります。
同じ部位に2つの施術を続けて行わないでください。 回復が終わったかどうかが順番を決める基準です。
順番と間隔は何で決めるのでしょうか?
出発点はフラクショナルの回復期間です。ATTITUDE Clinicのコラムによれば、フラクショナルの低出力の場合、赤みと紙やすりのような質感が3~5日、高出力は腫れや浸出、かさぶたが7~14日続くことがあるといいます。この期間を過ぎて赤みが落ち着いてから脱毛を置くのが自然な順番です。
フラクショナル自体も複数回にわたって進めます。同じコラムでは、毛穴と肌のキメに3~5回を4~6週間隔で、ニキビ跡には4~6回を4~8週間隔で、と例を挙げています。DermNetが紹介したフラクショナル機器の例でも4~5回を1か月間隔で受け、改善は3~4か月にかけてゆっくり現れます。フラクショナルの予定が数か月にわたるため、脱毛をその間に挟み込むより回復期間に配置するほうが管理しやすいです。
反対の順番なら、脱毛を先に行い、毛包周囲の刺激が落ち着いてからフラクショナルを行います。どちらにしても施術前の日焼けの有無が予定を変えます。最近日光を多く浴びたなら色素変化のリスクが大きくなるため、間隔をより空ける方向に調整します。
| 区分 | 狙う対象 | 資料にある反応と回復 | 重ねるときに確認する点 |
|---|---|---|---|
| エルビウムフラクショナル(低出力) | 表皮と真皮の一部、キメと毛穴周囲 | 赤み、紙やすりのような質感 3~5日 | 赤みが落ち着いてから脱毛 |
| エルビウムフラクショナル(高出力) | より深い真皮、瘢痕 | 腫れと浸出、かさぶた 7~14日 | 間隔を十分に空けて配置 |
| レーザー脱毛 | 毛包のメラニン色素 | 刺激と一時的な色の変化、数時間内の軽快が多い | 施術前の日焼けとワックスの有無 |
| ピコプラス(色素) | シミと色素 | 低出力は数時間から当日 | 同じ部位なら順番を先に整理 |
表は左右にスクロールしてご覧ください。
まとめると 同じ部位ならフラクショナルを先に行い、回復が終わってから脱毛に移るのが基本の順番です。部位が離れていれば同じ日に進められる余地はありますが、熱が重なる部位が少しでもあれば間隔を空けるほうが安全です。
こんな状況なら

結婚式や撮影が2か月後に迫っているなら
式の直前に初めて受ける施術は、赤みやかさつきが予定と重なります。フラクショナルは回復に時間がかかり、改善もゆっくり現れるため、日付から逆算して余裕をもって始めるほうが調整の選択肢が広がります。脱毛も施術直後に赤くなることがあるので、大切な日の直前は避けます。

あごや鼻下のように2つの施術部位が重なるなら
最もよくあるお悩みです。顔全体のフラクショナルを行うと、脱毛部位も一緒に刺激を受けます。この場合はフラクショナルの回と回の間の回復期間に脱毛を配置するか、反対に脱毛の予定を先に終えてからフラクショナルを始める順番も考えられます。

続けながら両方を行いたいなら
一度に強くまとめて行う方法より、回復の間隔を守りながら時期を分けて配置するほうが肌への負担は少なめです。数か月単位の計画を立て、どの月に何をするかを決めておくと、予定が重なることが減ります。

短期滞在の海外からのお客様なら
滞在期間が決まっていると、回復の長い施術を最後に置くのは難しくなります。帰国の予定と次の撮影やイベントの日付をあらかじめお知らせいただければ、それに合わせて強さと順番を調整します。
カウンセリング前に教えてください 最近の紫外線曝露と日焼けの有無、服用中の薬と使用中のスキンケア成分、以前に施術後に赤みや色素の変化が長く続いた経験、結婚式や撮影などの大切な日付をあわせてお伝えください。
ATTITUDE Clinicではこのように進めます
- AI肌分析と記録 色素と赤み、キメ、毛穴の状態を機器で記録します。この記録はカウンセリングを助けるために情報を整理するツールであり、医学的な診断ではありません。
- 院長カウンセリングで順番と間隔を設計 分析の記録に予定や痛みの敏感さ、過去の施術歴を加え、どの施術を先にするか、どれだけ空けるかを決めます。脱毛部位とフラクショナル部位が重なるかどうかもこの段階で確認します。
- 院長が直接施術 必要に応じて塗布麻酔で不快感を減らし、院長が直接施術します。必要以上の施術は勧めません。
- 回復の確認と次の予定 赤みやかさつきが落ち着くのを確認してから、次の施術日を決めます。
院長が自ら担う4つのステップ
診断機器の前から施術台の上まで、最初にカウンセリングした院長がそのまま担当します。

精密診断
独立した診断室で顔全体を撮影し、目では見えにくい肌の状態まで記録します。

肌分析
毛穴・色素・しわ・弾力の結果を院長が画面で一緒に確認し、何から始めるべきかを説明します。

1:1デザイン
肌と顔のバランス、望む変化やスケジュールまで踏まえて、施術と範囲を一緒に決めます。

院長による施術
カウンセリングした院長が個室の施術室で最初から最後まで施術します。途中で担当が変わることはありません。

「注射の痛みには、本気で向き合っています。」
イ・ドンフン共同院長
注射施術は、痛みが心配でためらう方が特に多くいらっしゃいます。そこで麻酔から薬剤まで、一つひとつ見直しました。
- 麻酔は丁寧に、時間はたっぷりと特殊な麻酔クリームが十分に効くよう、時間をたっぷり取ります。必要な施術や部位には麻酔注射を加えます。
- 細い針で、短時間で注射施術には細い針を使い、院長が自ら短時間で仕上げます。施術中も状態を見ながら調整します。
- 薬剤の構成まで考えます同じ施術でも薬剤によって感じる負担が変わることがあるため、その点まで考慮します。
麻酔の方法と使用の有無は、施術の種類・部位とご本人の状態により診察後に決まります。痛みの感じ方には個人差があります。
このテーマで使われる機器はエルビウムYAGレーザーとピコプラス、Vビームです。エルビウムYAGレーザーは肌のキメの整えや毛穴周囲の表面、浅い瘢痕のキメ改善に、ピコプラスはシミと色素に、Vビームは赤みと浅い血管に用います。フラクショナルと脱毛をどの間隔で配置するかは、カウンセリングで肌の状態を見て決めます。
施術後のケアと副作用
鎮静 施術直後は肌の温度が上がっています。ぬるま湯で軽く拭き、こすらず押さえるように水分を取ります。
保湿 かさつきや乾燥が続く間は保湿を十分に行います。かさぶたができたら手で剥がしません。剥がすと新しく上がってくる肌が傷つき、色素沈着や瘢痕が残ります。
紫外線対策 施術後は最低2週間、日焼け止めを丁寧に塗り、屋外では2時間ごとに塗り直します。DermNetも回復期間とその後数か月の間、紫外線防御指数の高い製品で保護するよう案内しています。
熱刺激を避ける サウナやチムジルバン、激しい運動は案内された期間は避けます。肌の温度が上がると赤みが長く残ります。
よくある反応は赤みと熱感、腫れ、ひりつきです。剥離レーザーを使った部位は薄いかさぶたができ、肌が暗い場合や日焼けした場合は一時的な色素沈着が生じやすくなります。まれに水ぶくれや低色素斑、感染、瘢痕が生じたり、色素が再び上がってきたりすることがあります。脱毛のほうは刺激と一時的な色の変化が多く、多くは数時間のうちに落ち着きます。
赤みや熱感が予想より長引いたり、痛みが強くなったりしたら、我慢せずにご来院のうえ確認を受けてください。 反応がどの施術から来たのかを確認するには、施術の日付と部位を記録しておくと役立ちます。
よくある質問
フラクショナルレーザーとレーザー脱毛を同じ日に受けてもよいですか?
部位が完全に違えば可能性は残せますが、同じ部位ならおすすめしません。2つの施術はどちらも熱を使うため、赤みや色素の変化が重なり、反応がどちらから来たのか分かりにくくなります。顔全体のフラクショナルのように脱毛部位が治療範囲に入る場合は、とくに間隔を空けます。同じ日に進めるかどうかは、カウンセリングで部位を確認してから決めます。
エルビウムフラクショナルの後、脱毛は何日後が適切ですか?
赤みやかさつきが落ち着いたかどうかが基準です。低出力なら3~5日、高出力なら7~14日ほど赤みやかさぶたが続くので、それより余裕を空けるほうがよいです。肌がまだ乾燥して敏感な状態で脱毛レーザーを加えると刺激が大きくなります。正確な日付は回復の程度を見て決めます。回復が終わったかどうかは、赤みが落ち着き、かさつきが取れたあとに肌がなめらかになったかで確認していただけます。この状態になる前に脱毛の予定を入れると刺激が重なることがあるので、予約は回復を見てからに延ばすほうがよいです。
脱毛を先にしてフラクショナルレーザーを受けてもよいですか?
予定の都合で順番を変えるなら、脱毛後に毛包周囲の刺激が落ち着いたことを確認してからフラクショナルを行います。ただし脱毛直後は肌の色の変化が生じることがあり、その上にフラクショナルを重ねると色素変化の原因を特定しにくくなります。最近日焼けがあったなら、間隔をより空けて始めます。脱毛後は毛包周囲の赤みや腫れが落ち着くまでに通常数時間かかるので、少なくとも1日は過ぎてからフラクショナルの予定を組むのがよいです。肌の色が濃くなったり薄くなったりする変化が残っているなら、その変化が完全に戻るまで待ってから施術を始めます。
フラクショナルレーザーの費用はどのくらいですか?
ATTITUDE Clinicの価格表にはエルビウムフラクショナル1回の定価がKRW 330,000と記載されており、すべての金額は付加価値税別です(施術と価格の案内)。実際の費用は治療範囲と回数によって変わるため、カウンセリングで見積もりを確認するほうが正確です。脱毛は部位と回数によって変わるため、価格表ではなくカウンセリングでご案内します。
クリニックは何を確認して選べばよいですか?
機器のリストより確認すべきことがあります。自分の悩みが表面や毛穴のほうなのか、色素なのか、毛包なのかをカウンセリングで先に示してくれるかを見ます。2つの施術を重ねるときの順番と間隔を具体的に説明してくれるか、施術後に反応が生じたときに確認を受けられる場所かもあわせて見るとよいです。フラクショナルと脱毛を一緒に計画するなら、どの部位が重なるかまで示してくれるかが判断に役立ちます。
ひと目でわかるまとめ
| 項目 | ポイント |
|---|---|
| 同じ部位・同じ日 | おすすめしません。熱と色素の反応が重なります |
| 基本の順番 | フラクショナルが先、回復後に脱毛 |
| 間隔の基準 | 赤みとかさつきが落ち着く時点 |
| 部位が違う場合 | 同じ日に進められる余地が残ります |
| 施術後のケア | 保湿と紫外線対策、熱刺激を避ける |
| 予定が迫っているとき | 日付から逆算してカウンセリング |
