ニキビが去った後の肌を鏡で見ると、指で触れるまでは陥没したニキビ跡なのか、ただ開いた毛穴なのか迷うことがよくあります。上から照明が当たると影ができて毛穴もへこんで見え、浅いニキビ跡は毛穴のように小さく見えます。この2つの悩みは見た目が似ていても、肌の内側で起きていることが異なるため、同じ施術を受けても結果の方向が分かれます。

まず結論から

陥没したニキビ跡は、炎症が毛穴の壁を壊した後、その場所を組織が十分に満たせずにできたへこみです。開いた毛穴は、本来あるべき構造が皮脂分泌やハリ低下、繰り返された刺激によって目立って大きく見える状態です。ニキビ跡は組織を再び満たしてキメを整える側へ、毛穴は皮脂とハリ、毛穴の壁の状態を整える側へ目標を定めます。赤い跡や茶色い跡は、へこみのない色の問題なので、この2つとはアプローチがまた異なります。

どちらも穴のように見えるけど、肌の内側では何が起きているの?

ニキビは毛穴の内側から始まります。皮脂と角質が毛穴の入り口を塞ぎ、その中で炎症が起きて毛穴の壁が腫れ上がります。クリーブランドクリニックの資料によると、ニキビ跡はこの炎症が毛穴の壁を壊すことから始まります。炎症が浅ければ跡も浅く早く治まりますが、炎症の内容物が周囲の組織へ漏れ出ると、より深いニキビ跡が残ります。肌はその場所をコラーゲン(肌を支えるタンパク質の繊維)で埋めようとしますが、コラーゲンが足りないとへこみ、逆に積み重なりすぎると盛り上がります。

肌の断面図を見せながら女性患者と話す男性医師

毛穴は事情が異なります。毛穴は毛と皮脂が肌の外へ出る通路で、もともと誰にでもある構造です。この通路が目立って広く見えるのには3つのことが働きます。皮脂が多く分泌されると入り口が物理的に広がり、年齢とともにコラーゲンやハリが減ると周囲の肌がたるんで影ができます。ニキビや圧出で毛穴の壁が繰り返し傷つくと、回復した後も開いた状態で残ります。ATTITUDE Clinicのコラムでも、この3つを毛穴が目立つ理由として整理しています。

この2つの悩みが紛らわしいのには、光の役割もあります。へこんだ場所は光を受けると暗く見え、開いた毛穴は皮脂が酸化して黒く見えることでより深く見えます。同じ顔でも、鼻とTゾーンは皮脂型の毛穴が、頬はたるみ型の毛穴が、ニキビを押した跡にはニキビ跡型の毛穴が重なって現れることがよくあります。ニキビ跡は失われた組織の問題、毛穴は開いた通路の問題と分けて見ると、アプローチがずっと明確になります。

なぜある人はニキビ跡が残り、ある人は毛穴が開くだけなのでしょうか?

ニキビがあるからといって、全員にニキビ跡が残るわけではありません。クリーブランドクリニックは、11歳から30歳の人の約80%がニキビを経験し、そのうち5人に1人がニキビ跡を残すと案内しています。同じニキビを経験しても結果が分かれるのは、炎症がどれだけ深く、何度も起きたか、そしてその傷を体がコラーゲンでどれだけ満たすかによります。

ニキビ跡を大きくする要因はいくつかにまとまります。赤く痛い丘疹や膿がたまった膿疱、肌の下で硬く触れる結節のように深く入り込む炎症ほど、ニキビ跡が残りやすくなります。手で押す習慣も危険です。圧出の過程で毛穴の壁が裂け、炎症が隣の組織へ広がると、回復した後も毛穴が不規則な形で残ります。ATTITUDE Clinicのコラムでは、こうして傷ついた毛穴が皮脂で再び詰まりやすい構造として残ると説明しています。

ニキビがまだ出続けている段階なら、順序がもう1つあります。米国皮膚科学会(AAD)は、ニキビ跡の治療を始める前にニキビをコントロールしたほうがよいと案内しています。炎症が新しくできるたびに、ニキビ跡も新しくできるからです。どの施術を受けるにしても、今ニキビが落ち着いているかが結果の出発点になります。年齢や肌トーン、ニキビ跡の数も治療計画を立てるときに一緒に見る項目です。

赤い跡と陥没したニキビ跡はどう見分けるの?

鏡より指先のほうが正確なことがあります。跡の上を軽く撫でてみてください。ぽこっとへこむ感じがあれば組織が失われたニキビ跡で、平らなのに色だけが違えば跡です。照明を横から当てるとへこみがよく分かります。

ニキビ跡にも形があります。クリーブランドクリニックは陥没したニキビ跡をアイスピック(上は広く下へ狭くなる錐のような形)、ローリング(境界がゆるやかに傾いて波のように見える形)、ボックスカー(境界がはっきりした四角いへこみ)に分け、これとは別に盛り上がる肥厚性・ケロイドのニキビ跡を説明しています。AADも、アイスピックのニキビ跡とローリングのニキビ跡に同じ治療をそのまま当てはめないと案内しています。深さと境界が違えば、施術の強さや組み合わせも変わる理由です。

色だけが残った跡は、さらに2つに分かれます。赤い跡は炎症が去った場所に血管が拡張した状態に近く、茶色い跡は炎症の後に色素が残ったものです。クリーブランドクリニックが紹介したニキビ跡の重症度の区分でも、1段階は「赤いが平らなニキビ跡」として別に扱っています。平らな赤い跡とへこんだニキビ跡は施術の目的そのものが違い、組織を満たす施術が色を消してくれるわけではありません。

では、どの施術が何を狙うのでしょうか?

施術名より先に見るべきは、その施術が肌のどこにエネルギーを入れるかです。ATTITUDE Clinicのコラムで紹介した選択的光熱分解(周囲はあまり触れず、標的にだけエネルギーを集める原理)を基準にすると、同じレーザーでも波長によって狙う対象が異なります。色素を狙うレーザーと血管を狙うレーザーが別の機器である理由です。レーザーの原理の案内

高周波のマイクロニードルは方式がまた異なります。細い針が真皮まで入り、その場で熱を出す構造なので、光ではなく熱を狙った深さに直接入れます。ATTITUDE Clinicの施術案内では、ポテンツァを極細のニードルで真皮に直接高周波を届け、毛穴とニキビ跡の改善に役立つ施術として、フラクショナルレーザーを微細なピーリングで毛穴とニキビ跡の改善に役立つ施術として紹介しています。針の深さやチップ、モードによって強さが変わる点も一緒に見ておく必要があります。

回数と間隔は目的によって変わります。クリーブランドクリニックは、一般的なマイクロニードリングでニキビ跡を扱うときは4回から6回程度が必要だと案内しています。これは針でコラーゲンの生成を刺激する方式全般についての説明で、高周波マイクロニードルの機器は熱を入れる方式が異なるため、この回数をそのまま当てはめるのは難しいです。実際の回数は、ニキビ跡の種類や範囲、肌の反応を見て決めます。

表1 では、どの施術が何を狙うのでしょうか?
区分 狙う場所 向いている悩み 知っておきたいこと
ポテンツァ 真皮(肌の内側) 陥没したニキビ跡、開いた毛穴、ざらついたキメ 針の深さやチップ、モードによって強さが変わる
フラクショナルレーザー 肌の表面 表面のキメ、浅いニキビ跡のキメ、毛穴周りの整え 赤みや薄いかさぶたが数日残ることがある
ピコプラス 色素 茶色い跡、シミ 組織を満たす目的とは異なる
Vビーム 血管 赤みが残った跡、赤み 陥没したニキビ跡そのものを満たすわけではない

表は左右にスクロールしてご覧ください。

まとめると へこんだ場所は組織を満たす方向、茶色い跡は色素、赤い跡は血管、開いた毛穴は皮脂とハリ・毛穴の壁の状態が目標です。いくつもの悩みが重なっているなら、一度にまとめて行うより順序を分けて進めるほうが肌への負担を減らせます。

こんな状況なら

カウンセリングルームの机で男性医師と女性患者が話している

結婚式や撮影が数週間後に控えているなら

陥没したニキビ跡を狙う施術は、赤みやかさぶたが数日残ることがあるため、日程から逆算する必要があります。初めて受ける施術を結婚式の直前に設定すると、回復が予定と重なります。カウンセリングで日程を先に伝えていただければ、強さと時期をそれに合わせて調整します。

診察室で小さなスーツケースを横に置いた女性患者が医師と相談している

短い滞在で新沙駅(ソウル・江南)近くでカウンセリングを希望するなら

滞在期間が決まっている場合、施術直後のケアが最も大きな変数になります。帰国の予定と次の予定を伝えていただければ、回復期間の中で無理のない強さになるよう計画します。新沙駅周辺でカウンセリングと施術を同じ日に行う場合は、回復についての案内を書面で受け取っておくと帰国後にも役立ちます。

診療服の男性が女性患者の頬を指先で示して診ている

肌が敏感で赤くなりやすいなら

同じ設定でも赤みが長引く人がいます。以前に施術後に敏感になった経験があれば、必ず伝えてください。強さを下げたり間隔を空けたりする形で調整します。

医師が肌の模型を見せて座り、患者が向かい合って座っている

ニキビ跡と毛穴を長く分けてケアしたいなら

一度に強く行うより、回復の間隔を守りながら分けて行うほうが肌への負担が少なくなります。ニキビ跡を先に扱うか、皮脂と毛穴を先に整えるかもカウンセリングで順序を決めます。

カウンセリング前に教えてください 最近の紫外線曝露、服用中の薬と使用中の角質ケア成分、以前の施術後に敏感になった経験、ニキビを押す習慣、結婚式や撮影など大切な日程をお知らせください。同じ施術でも、この情報によって時期と設定が変わります。

ATTITUDE Clinicはこのように進めます

  1. AI肌分析で記録 肌の状態と毛穴、跡の分布を写真と記録で整理します。分析ツールはカウンセリングを助けるために情報を記録・整理するだけで医学的診断ではなく、判断は院長が行います。
  2. 院長カウンセリングで区別と原因を解釈 分析記録にニキビの履歴や押す習慣、服用中の薬、予定を加え、陥没したニキビ跡か開いた毛穴か、色の残った跡が混ざっているかを区別します。
  3. 院長が直接施術 区別に合わせてポテンツァ、フラクショナルレーザー、ピコプラス、Vビームなどの機器を必要な分だけ組み合わせ、院長が直接行います。痛みが心配なら塗布麻酔で不快感を減らします。
  4. 回復と経過の確認 施術直後の赤みや熱感、かさぶたがどの程度になるかをあらかじめ案内し、回復の状態を見て次の来院時期を決めます。

院長が自ら担う4つのステップ

診断機器の前から施術台の上まで、最初にカウンセリングした院長がそのまま担当します。

  1. 独立した診断室にある肌の精密診断機器

    精密診断

    独立した診断室で顔全体を撮影し、目では見えにくい肌の状態まで記録します。

  2. イ・ドンフン共同院長が肌分析の結果を画面で説明する様子

    肌分析

    毛穴・色素・しわ・弾力の結果を院長が画面で一緒に確認し、何から始めるべきかを説明します。

  3. イ・ジェミン共同院長が来院者と1対1で診断結果を見ながらカウンセリングする様子

    1:1デザイン

    肌と顔のバランス、望む変化やスケジュールまで踏まえて、施術と範囲を一緒に決めます。

  4. イ・ジェミン共同院長が自らリフティング施術を行う様子

    院長による施術

    カウンセリングした院長が個室の施術室で最初から最後まで施術します。途中で担当が変わることはありません。

イ・ドンフン共同院長が自ら施術する様子

「注射の痛みには、本気で向き合っています。」

イ・ドンフン共同院長

注射施術は、痛みが心配でためらう方が特に多くいらっしゃいます。そこで麻酔から薬剤まで、一つひとつ見直しました。

  • 麻酔は丁寧に、時間はたっぷりと特殊な麻酔クリームが十分に効くよう、時間をたっぷり取ります。必要な施術や部位には麻酔注射を加えます。
  • 細い針で、短時間で注射施術には細い針を使い、院長が自ら短時間で仕上げます。施術中も状態を見ながら調整します。
  • 薬剤の構成まで考えます同じ施術でも薬剤によって感じる負担が変わることがあるため、その点まで考慮します。

麻酔の方法と使用の有無は、施術の種類・部位とご本人の状態により診察後に決まります。痛みの感じ方には個人差があります。

ATTITUDE Clinicは正品・正量・正価を原則としています。早い結果のために回数や強さを過剰に設定せず、区別に合った方法を必要な分だけ行います。施術ごとの正価は施術・価格のご案内に付加税別で記載されています。

施術後のケアと副作用

  1. 治療台に横たわる患者の頬に白い白衣のスタッフが冷罨法パックを当てている
    鎮静 施術当日は洗顔をやさしく行い、サウナや飲酒、熱いお湯は避けます。熱感があるときは冷温パックで落ち着かせます。
  2. ラウンジで男性医師と女性が座って話している
    保湿 乾燥するとかさぶたが早く浮き上がり、刺激が大きくなります。保湿剤をこまめに薄く塗り、できたかさぶたは手で剥がさないでください。
  3. つばの広い帽子をかぶった女性が顔に日焼け止めを塗り、後ろで白衣の男性が建物から出てくる
    紫外線対策 回復中の肌は紫外線に敏感で、色素沈着が残りやすくなります。外出時は日焼け止めを携帯し、日中のお出かけは控えめにします。
  4. 医師がライトを患者の顔に当てて肌の状態を診ている
    経過の確認 赤みが引く速さと跡の色の変化を見ます。回復が思ったより遅ければ、次の来院時に設定を合わせ直します。

よくある反応は赤みとむくみ、点状の跡、乾燥、薄いかさぶたです。ポテンツァやフラクショナルレーザーの施術後は、通常数日から1週間以内に落ち着きます。一時的な色素沈着やトラブルが生じることもあり、まれにやけどや感染、ニキビ跡ができることもあります。注射形態の施術は内出血やむくみが生じ、まれに結節や感染、アレルギー反応が現れます。

待たずに連絡すべきサインもあります。水ぶくれや浸出液、膿ができたり、痛みがだんだん強くなるとき、赤みが1週間を過ぎても引かないとき、跡の色が新たに濃くなるときは、次の予約を待たずに確認を受けてください。

よくある質問

陥没したニキビ跡と開いた毛穴は施術も変えるべきですか?

目的が異なるため、組み合わせも変わります。陥没したニキビ跡は真皮に熱や刺激を入れてコラーゲンを満たす方向、開いた毛穴は皮脂とハリを整え、毛穴の壁の状態を整える方向で捉えます。ただし実際の顔では2つの悩みが重なることが多く、1つの施術で両方を狙うこともあります。どの割合でアプローチするかは、ニキビ跡の深さと毛穴のタイプを見てカウンセリングで決めます。

ニキビがまだ出ているのにニキビ跡の施術を受けてもいいですか?

まず炎症を落ち着かせる順序が先です。AADは、ニキビ跡の治療を始める前にニキビをコントロールし、新しいニキビを防ぐケアも一緒に行うよう案内しています。炎症が続くと、施術で扱った場所の隣に新しいニキビ跡がまたできるからです。ニキビが落ち着いた後にニキビ跡と毛穴を扱えば、結果も予測しやすくなります。

赤い跡と茶色い跡も同じ治療で消えますか?

原因が異なるため、アプローチも変わります。赤い跡は拡張した血管、茶色い跡は残った色素が問題なので、狙うレーザーが異なります。陥没したニキビ跡のように組織が失われたものではないため、組織を満たす施術より色を扱うほうが先に検討されます。跡かニキビ跡か曖昧なときは、カウンセリングで指先の触感と肌の状態を一緒に見ます。

毛穴は施術で完全になくせますか?

毛穴は正常な構造なので、なくすことを目標にするのは難しいです。皮脂分泌を整え、コラーゲンの再生を助けて周囲のハリを整えれば、目立ちにくくなる方向で改善が期待できます。ただし毛穴の数や生まれつきの大きさは遺伝的な部分が大きく、変化の幅は人によって異なります。目標を「なくす」ではなく「目立たなくする」と捉えると、期待と結果の差が小さくなります。

毛穴・ニキビ跡のカウンセリングでは、どんな点を先に聞けばいいですか?

価格だけを比べると、条件の違う金額を並べて見ることになります。同じ毛穴・ニキビ跡の項目でも、どの機器とチップを使うか、何回か、面積がどこまでか、付加税が含まれた金額かにによって正価が変わります。カウンセリングでは、自分の悩みが色素なのか血管なのか組織なのかを先に指摘してくれるか、必要のない施術を教えてくれるか、副作用と回復期間を説明するかも一緒に見てください。施術後に不調が生じたときに確認を受けられる場所かどうかも基準になります。

ひと目でわかるまとめ

表2 ひと目でわかるまとめ
項目 ポイント
陥没したニキビ跡 炎症で毛穴の壁が壊れて組織が失われた跡、アイスピック・ローリング・ボックスカーなど形はさまざま
開いた毛穴 正常な構造が皮脂・ハリ低下・繰り返しの刺激で目立った状態
色だけが残った跡 赤い跡は血管、茶色い跡は色素が原因
施術の目的 ニキビ跡は組織を満たすこと、毛穴は皮脂・ハリ・毛穴の壁のケア
順序 ニキビのコントロールが先、ニキビ跡と毛穴はその次
個人差を分けるもの 炎症の深さと回数、押す習慣、肌の反応、回復の間隔